最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

録画機能とネット機能、テレビ選びの新機軸について老舗を直撃! 〜増田和夫が録画テレビの老舗、日立Wooo開発チームに聞く〜

地デジへの移行がいよいよ2年以内に迫ったこの冬、テレビ機能はいよいよ成熟してきた。いまや、画質はもちろん、録画機能やネット機能などもテレビを選択するうえでは、大事な要素になりつつある。今回、録画テレビでは老舗ともいえる日立のWoooシリーズを手がける3名とメディア評論家の増田和夫が、この新機軸について対談を行った。

「見たいコンテンツを、見たい時に楽しめる」がコンセプト

増田:いわゆる「録画テレビ」がトレンドといわれていますが、Woooシリーズは2003年から録画機能付きの薄型テレビを手がけている”録画テレビの老舗”ですね。録画機能に限らず、薄型化や壁掛け、ネットワーク機能など、他に先駆けてテレビのトレンドを切り拓いてきた感があります。まず初めに、こうしたWoooシリーズの基本コンセプトをお聞かせください。

日立コンシューマエレクトロニクス株式会社
マーケティング事業部 商品企画本部 商品戦略企画部 部長代理
古井眞樹氏

古井氏:「見たいコンテンツを、見たい時に楽しめるテレビ」というのがWoooシリーズのコンセプトです。レコーダーを外付けするよりもテレビに録画機能を搭載したほうがコンセプトを実現できる、という発想で2003年にHDD録画機能を搭載したWoooを発売しました。さらに「見たいコンテンツ」の幅を広げるために、08年春に「アクトビラ ビデオ・フル」に対応し、同年末からは「アクトビラ・ ビデオ・フル/ダウンロード」に業界で初めて*1対応しました。また2008年春からは「見たい場所で」の自由度も広げるために、DLNA準拠のホームネットワークもサポートしています。

*1業界で初めて:民生用ハイビジョン液晶テレビとして。2008年11月現在、日立調べ。

増田:見たいコンテンツを見たい時に、でまず重要になるのは録画機能だと思います。デジタル録画は複雑になりがちで、これをフレンドリーに操作できるハードやGUIを作るためには、長年のノウハウの蓄積が必要だと思います。そうした点で、6年前から録画を手がけているWoooシリーズには、成熟した録画ノウハウがあるのではないでしょうか?

古井氏:録画テレビには、レコーダー的な多機能さも必要ですが、テレビに搭載して多くの方にお使いいただくためには、レコーダーよりもさらに親切、簡単にする必要もあります。多機能さとフレンドリーさを両立させるのがポイントになります。こうした部分で6年間培ってきたノウハウを結集したのが最新のWoooシリーズです。

2003年の初代録画機能付きモデル。一体型ではなく、セパレート型であった。
次ページ:ユーザビリティも考慮されたWoooシリーズの録画機能 >>
提供:日立コンシューマエレクトロニクス株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部