企画特集 : ServersMan@VPS(ドリーム・トレイン・インターネット)
ServersMan@VPSをアプリ開発の現場で使ってみた
■チームプロジェクトに最適
月額料金490円から始められる、仮想専用サーバ(VPS)の「ServersMan@VPS」。その魅力や使い勝手のファーストインプレッションは前回に取り上げた。なんと言っても低価格ですぐに運用開始できることが魅力で、VPSとして本格的にウェブサイトやシステムの構築、ウェブアプリケーションの開発などに活用できる。
圧倒的な安さから、個人利用が主体と見られそうだが、さまざまなプロジェクトの案件を進める際やSOHOでの利用など、少人数のチームで利用する際に威力を発揮すると考える。
たとえば、iPhone/iPadやAndroidが注目を集めているが、それらのアプリケーションを開発している多くの人たちは、企業の中で組まれた少人数のチームやSOHO的に活動する個人だ。この一方で、これらスマートフォンの他にネットブックなども含めると、どこからでもネットにアクセスできる小型の端末は増え続けるばかり。こうした端末にはローカルソフトウェアをインストールせずに、文書作成や画像処理など、ブラウザを通じて使うウェブアプリケーションを利用する人も増えてきている。こうしたウェブアプリケーションの開発も、もともとは少人数のチームやベンチャー企業、個人が手がけることが多いだろう。
こうしたスマートフォンアプリやウェブアプリケーションの開発プロジェクトでこそ、ServersMan@VPSを活用することはメリットが大きい。こうした案件を進める際には、(1)開発に集中するためにプロジェクト全体を管理する環境は手間をかけずすぐに構築したい、(2)安全で簡単にファイル(アプリ)を保存・管理したい、(3)社内外の人と安全で簡単にファイルの受け渡しをしたい、といった要望が出てくるはずだ。
(1)に関しては原則申込日にServersMan@VPSを利用可能になる。プランはメモリとHDDのスペックごとに3プランあり、サーバにインストールしているサーバアプリケーションによって4つのセットパッケージがあるが、すべてのサーバアプリケーションが使える「エンジニアセット」を選んでおけば、どのような用途が必要になっても間違いはない。エンジニアセットを選べるプランは、メモリ512Mバイト、HDD30Gバイトで月額料金980円の「Standardプラン」以上なので、このプランがお奨めだ。この上位プランであるメモリ1Gバイト、HDD50Gバイトで月額料金1980円の「Proプラン」は、プロジェクトの人数が多い場合や扱うファイルが大容量の場合などで利用するといいだろう。
また、サーバ管理で必要になる項目のほとんどがカバーされたコントロールパネル「BlueOnyx(DTIカスタマイズ版)」が使えるのもエンジニアセットのみ。BlueOnyxを使えばブラウザから簡単にさまざまな設定や管理が可能なのだ。
(2)(3)に関しては、サーバにはじめから「ServersMan」がインストールされているので、どんな端末でもブラウザやWebDAVでVPS上のストレージ領域にアクセスできる。しかも、データ転送量は原則無制限だ。
少し長い説明になったが、実際にこうしたアプリケーションの開発プロジェクトを進める上で、ServersMan@VPSを使ってみた。そこで、プロジェクトを進める上でチームのメンバーやスケジュール管理、プロジェクトの進捗管理などするためにオープンソースのグループウェア「Aipo」を導入してみた。Aipoは一般的なグループウェア機能に加えて、ブログやSNSといったコミュニケーション機能も備えている。
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