カプコンは8月10日、東京都港区にあるザ・グランドホールにて、9月14日発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター4」の先行体験会「夏の“狩試(かりだめし)”」を開催した。
この先行体験会は公式ファンクラブ「モンハン部」の部員(会員)限定で行われたものだ。新武器「チャージアックス」を含む全14種の武器から選択し、モンスターの「テツカブラ」や「ゴア・マガラ」を討伐するクエストが体験可能な最新バージョンをいち早く試遊できたほか、コラボ情報が発表された。
新武器のチャージアックスは、剣と斧の2つの異なるモードを切り替えて使い分ける変形武器。剣モードは威力やリーチは控えめだが、ガードが可能な守備的スタイル。斧モードはガードこそできないものの威力が高くてリーチが長い攻撃的スタイルとなっている。特長は剣モードで攻撃することにより剣撃エネルギーを溜め、それを武器にチャージすることによって、斧モードで強力な攻撃が可能となっている。
テツカブラは巨大なアゴが特徴的な両生種のモンスター。発達した後脚の筋力を活かし、急勾配でも縦横無尽に飛び跳ねる。また、またアゴをショベルのように使って岩を持ち上げるなど、一風変わった生態も持ち合わせている。
本作のメインモンスターとなっているゴア・マガラは、翼膜に生える毛状の鱗が常に抜け落ちている為、外套が棚引くように見える姿が特徴。外敵を察知した際など、毛状の鱗に付着した黒い鱗粉を撒き散らす姿から黒蝕竜とも称されている。
この鱗粉にハンター(プレイヤー)が触れると「狂竜ウイルス」に感染してしまうことがある。そして狂竜ウイルスのゲージがいっぱいになると「狂竜症」が発病し、自然回復ができなくなる。ただし、攻撃を何度も続けるとウィルスを克服し一時的にパワーアップするメリットもある。
ちなみに記者も、チャージアックスによるゴア・マガラ討伐にシングルプレイで挑戦した。チャージアックスに関しては、剣モードは盾によるガードも可能であることから片手剣の感覚に近い。斧モードは大振りをする武器ではあるが、大きな破壊力が魅力。武器を切り替えられるという点においてはスラッシュアックスに似ているようにも思うが、剣撃エネルギーを溜めて属性解放斬りや高出力属性解放斬りといった強力な攻撃に繋げていく立ち回りが重要。慣れが必要ではあるが、この流れを把握し斧モードでの攻撃を的確に当てられるようになると、より楽しさを感じられる武器だ。
ゴア・マガラについてはイベントバージョンということで、難易度も高く設定され15分の制限が設けられた。おそらく初期装備ではないイベントバージョンのハンターの装備でも、数撃でやられてしまう場面もしばしば。シングルプレイであるがゆえ自ら攻撃を仕掛ける以外になく狂竜症はほとんど発病しなかったが、その一時的パワーアップした力をもっても、弱らせるまでしかいかなかった。なお、辻本プロデューサーによると、イベントバージョンではシビアな設定にしてあるが、製品版においてしっかり武器や防具をしっかり作れば倒せる難易度にはなっているとのこと。
なおこの先行体験会は8月17日に名古屋、8月24日に大阪での開催が予定されているが、募集はすでに締め切られている。イベントのレポート番組が、Youtubeとニコニコ動画のカプコンチャンネルにて配信予定。モンハン部の活動を盛り上げるために抜擢された新人マネージャーの高宗歩未さんと佳村はるかさんをレポーターとして、東京編を8月13日21時、名古屋編を8月20日21時、大阪編を8月27日21時から配信される。
発売1カ月前を控え、コラボ情報なども発表された。まず、すでに発表になっているアルクとのコラボメガネ第2弾について、ソフト発売と同日の9月14日に発売する。モンスターの「ゴア・マガラ」「ティガレックス」「狂竜化ティガレックス」のモデルをはじめ、シリーズで人気の「リオレウス亜種」や、新デザインの「アイルー」「メラルー」モデルも登場。価格はモンスター4種が各1万500円で、アイル2種が各8400円。このほかUHA味覚糖のコラボ商品「携帯食料グミ」や「狩人めし」の発売を記念した、オリジナルコラボグッズがもらえる「一(ひと)噛みしようぜ!」キャンペーンを8月19日から開始する。
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