製品情報

IBM

ThinkPad X31

【主なスペック】
【発売日】
2003年03月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2005年01月25日 00時00分
ノートPCは結構今までいろんな物を使い倒してきましたがやはり辿り着くのはIBMに・・・・という悲しい(嬉しい?)現実はさておいて業務上で昔TP600X(今も現存しておりますが)今現在はその後継には事務所用にT42を使用してます。600みたく使い倒せて更にある程度小さなPCはないかと探しておりましたところ結局は・・・・


機種選定条件として表示は12インチ前後、カバンにスッポリと入り上限1.8キロ未満pentiumMに無線LAN付き静かであまり熱くならない且つ丈夫(鞄の中にゴチャゴチャ入れる方なので圧死しない)な筐体、と言うことでDynabookやらほんのスケベ心からPanasonicのR3とやはり信頼のIBM群のX40とX31と候補を決めてましたが量販店でR3があまりにも小さくこのサイズでPenMのファンレス今まで馴れ親しんでいたIBMとは違う所にほれ込み浮気心も働いて衝動買いはしたもののキータッチ感や不慣れなタッチパッド処理能力の低さ、見ずらい液晶とかもろもろの困難に打ち勝てず1ヶ月経たないうちに使用を断念。(あれはあれで良いPCなんですがね)あえなくヤフオク送りになりました。仕切りなおしで他に選択肢が無いでもなかったのですがf(-_-;)結局X40かX31と言うことになり処理能力、HDDの拡張性やメンテナンス性を考えてやはりX31かぁ〜と購入決定。

総評
スペックはPenM1.6 RAM768MB 80GB(5400rpm)WirelessLAN、使用期間6ヶ月
機種選定条件の通り、ちょいとビジネスカバンにスッポリと入り強靭かつテキパキとフルスペック稼動が無理なく出来て、キータッチ感が良くデザイン的に飽きの来ない、またグラフィック系もそこそこ(本当にそこそこですが)出来て静音かつ発熱にも不安のない機種と言うことではX31をおいて他にはないでしょう・・・・褒め過ぎかなぁ 笑



大きさについて
この点は使用環境で2キロ位あってもokと言う人もいれば1キロ以下じゃないとモバイルではないとか人それぞれありますが、私の使用状況から言いますとX31の大きさと重さがジャストと言った感じです。自宅と事務所の行き来で移動は電車がメインです。IBM製のバッグに資料やらもちろんX31を入れて持ち歩いておりますが苦にはなりません。

ディスプレイ
液晶に関しては可も無く不可もなくといったところでしょうか。
12.1インチディスプレー大きくもなくまた小さすぎずちょうどいい大きさです逆にこれ以上小さいと帰って目が疲れますしビジネス用途ではジャストサイズで表示状態も大変満足です。ただ写真の色合わせや動画鑑賞というと他社のディスプレーよりは確かに落ちます。

操作感覚

キーボードは600と比較は出来ないですが最近のノートとしては使いやすい部類でタッチも他社ノートとは別物です。今現在出ているIBMノート達と比べるとはじめのタッチ感は硬い部類に入りますその分シャカシャカ感は無く馴染むと打ちやすいです。ただ昔のIBM機種を知っていた者から言わせて頂くと剛性は弱くはなってますこの機種の場合はCapsLock、A、Shiftキー近辺が撓みます。これはキーボードパネルの裏面に補強シートを両面テープ等で固定すれば気にならないです。また私の場合英語キーボードに交換してますので日本語キーボードよりはタッチ感や剛性も良いです。
IBMの場合同じキーボードでも生産国によって微妙に剛性やタッチ感が違います。

拡張性
拡張性に関してはこのサイズのPCとしてはあるほうだと思います。
カードスロットはCFカードとPCカードそれぞれ1枚ずつ使用可能で私的には非常にありがたいですCFスロットに@FreeDカードを使用してますのでPCスロットを占領されなくて済みます。PCスロットはデジカメのデータにSDカードを使ってますのでそのリーダー用に使用するくらいですかね。USBは2.0仕様なので高速で嬉しいです外付けのHDDやマルチドライブを接続するのに使うのが殆どです。マルチドライブは社外品の物です(R3を購入した時に同時購入していたもの)PanasonicのLP-567で、もちろんX31でもブート可能です。HDDに関してはノーマルが40GB4200rpm物ですので(今は5400rpmも有る)これに80GBの5400rpmのHDDに換装しております。ノーマルHDDと比べても起動等が早いのが分かります。X40だとこれが出来ないので候補から外れました。56k modem、IEEE端子、外部ディスプレー端子やパラレル接続端子は必要な人には便利でしょうが私は使った事が無いです。

使用時間
使用時間に関しては出先で長時間使用する事は無いですが一応予備のバッテリーは1本所有しております。またACアダプターは自宅用と事務所用に2つ持っていますのでそれこそ
出先で長時間稼動しない限り持ち歩く事は無いです。ACアダプタは比較的コンパクトなので持ち運びも苦にはならないです発熱も普通です。ちなみに使用環境フルパワーでネット接続(@FreeD)して大体2時間位でしょうか・・・無線LANだともう少し短くなります。これをハイ・バッテリー・パフォーマンスモード等で使うと更に倍近くにはなると思いますが私自身暗い液晶でもたつく起動は好きではないのでフルパワー時での評価です。
多分上手く設定を煮詰めてモバイル設定で使用すればNET接続しながらでも3時間以上とか余裕で使えるとは思います。R3と比較するとレースになりませんが移動中などの暇つぶし程度使用したり出先でOFFICE系のアプリケーション使用でしたら標準バッテリーの設定次第で十分持ちます。不安な方は拡張バッテリーを

発熱性と騒音
確かに負荷のかかる作業をすればHDDの上辺りとFAN吹き出し口は熱くなりますがビックリするほどの熱は出ませんので安心です。以前R3を使っていた時はあまりにも熱いので(特にフルパワー時)いつも不安になりながら使用しておりましたので精神衛生上X31のが安心ですf(-_-;)
騒音に関しても通常作業時では殆ど音は聞こえないです。3Dゲーム等するとはじめだけで音がしますがやはり気にするほどの音ではありません。

グラフィックスに関して
ATI Mobility-Radeonが搭載されておりますのでチップセット内臓グラフィック系ノートと比較すると意外と侮れないですよ。結構遊べるPCです。ちなみに私が動作確認したものはCALL OF DUTY,HALF LIFE1,HALF LIFE2でCALL OF DUTYはオプションを切ったり解像度を粗くすれば最後まで遊べます。HALF LIFE1はさすがに古いゲームですので余裕で遊べます。HALF LIFE2はちょっと無理でした。またDX7〜8ベースの懐かしいゲームで昔ノートPCで動かせなかった物は殆ど動きます。

そのほか余談ではありますが
多分普通のノートユーザーが見たらIBMってキーボード外して補強が必要だったりHDD交換したり結構面倒な機種なのかな〜等と思われますが普通に使う分には何も気にせず使えますから安心下さい。VAIOやLaVie、LOOKS等マニアは別にしてキーボード補強したり無闇やたら分解はしないでしょうからIBMの場合分解マニュアルやら各OS毎にドライバーは普通にダウンロードできるし旧IBMユーザーなら必ずキーボード外したりしてるんです・・
キータッチやら剛性に対して辛口になったり・・

それから
私はPowerDesignさんのhttp://www.powerdesign.biz/ボディー保護シートを良く愛用しております。これだとパームレストが手の脂でテカったり天板底板のスリ傷からX31を守ってあげることが出来ます。次に売りに出す時に未使用品に近い状態で保護出来ますので非常に重宝しております。
本当に良い製品なのですが使用上の注意もあります。底面に貼る場合ライセンスシールやPCIカードのMACアドレスシールなどには糊が付かないように予めビニールや余ったシートを裏返しに貼り付けておく必要があります。後で保護シートを剥がす時に一緒にライセンスシール(特に紙状の物)も剥がしてしまう時があるからです。熱などの劣化による粘着材の付着も無く便利です。ここで書くべきかどうかは別としてお奨めです。

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