製品情報

Rio Japan

RioVolt SP150

【主なスペック】
【発売日】
2002年11月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2003年09月30日 00時00分
 廉価機種だけあって、リモコンない、充電機能ない、ACアダプタない、とないない尽くしではありますが、その代わり値段はお手ごろですね。

 大きさに関しては、CD-R型である以上ある程度仕方ないし、ポータブルCDとしても小さいとはいえませんね。重さも軽いとはいえません。
 円の一部が出っ張る、といういびつな形よりも、パナソニックの廉価機種のように全体的に厚みを増やして形を整えるほうが好ましい気がします。
(個人的にはどうせ鞄に放り込むのであまり問題にはならないのですが)

 使用時間は、アルカリではなく1700mAhのニッケル水素電池を使っても、ざっと8時間程度は使えるようですから、十分だと思います。
 ただ、電池ボックスの造りが少々甘く、電池を押さえるバネが弱すぎます。接点抵抗は強く押さえつけるほど小さくなるものだから、こう弱いバネだと電力を損するはずです。
 また、時々ショックを与えた拍子に電源が落ちることがあったのも、このせいではないかと思います。
 私は接点の板バネの裏に詰め物(といっても紙を折って詰め込んだだけですが)を入れました。これで電池の持ちも伸び、弾みの電源断も減ったようです。

 音質は、特に不満が出るような音ではありません(付属イヤホンは使わずに、VictorのHP-AL93を使っています)。高ビットレートやVBRも当然普通に再生できますし。
 ただ、メディアの傷に非常に敏感なようです。PCでは問題なく読めるが細かな傷のあるメディアでは、突然別の曲が途中から鳴りだしたり、毎回同じ場所(傷の位置?)でプチノイズが入ったりします。
 時々、起動直後のファイルサーチに失敗してNo Discとエラーを吐くこともあったりと、どうもディスクの読み込みが弱いんではないでしょうか。

 操作性は……曲選択や再生停止のような基本操作は一目でわかるし、大きめのボタンも押しやすく出来ています。
 イコライザまわりが少々面倒だった気もするんですが、私は使わないので。
 リピート・シャッフルの設定がひとつのボタンに押し込まれていて、設定するのに何回も何回も押すはめになることがあります。これはボタン2つに分けてほしいかな。
 それから操作とは違いますが、レジュームが曲の途中ではなく最初からになるのは、ノンストップアルバムとかよく聴く人には辛いところでしょうね。


 と、苦言が多いのですが、廉価なモデルの割に見た目でわかるような安っぽさもなく、リモコンとACアダプタがないことで出来ないことを割り切りさえすれば、十分な基本機能があります。

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