iPodとiTunesがワイヤレスになったら何が起こる?--コレガ「Wireless Dock for iPod」 - (page 3)

コレガ
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内容:iTunesから離れた場所にあるiPodを操作できたら……そんな夢を実現したのが、この「Wireless Dock for iPod」だ。PCとiPodドックを結線せずに操作でき、iTunesに取り込んだ曲や動画などをドック側に自動転送が可能。もちろん充電機能も搭載する。iPodの新たな使い方を発見できる未来型ツールの登場だ。

iPodの使い方を一変する可能性を秘める

 基本的に、Wireless Dockはアップル純正の「iPod Universal Dock」を無線化したような特長を持つ製品である。しかし、ケーブルの束縛がなくなることのメリットは意外に大きく、iPodの使い方を一変してしまいそうな可能性を秘めている。

  • Wireless Dock(左)と、アップル純正のiPod Universal Dock(右)。IEEE802.11b/gに準拠する無線LAN機能を搭載している分、Wireless Dockの方が一回りほど大きくなっている

 たとえば、Wireless DockとiPodをリビングのテレビやオーディオ機器に常時接続しておけば、ちょっとしたホームサーバ代わりになる。Apple Remoteを持っていれば、ビデオを操作するような感覚でiPod内の音楽や静止画、動画、ポッドキャストなどを再生することもできる。

 もっとも、無線LANの転送スピードがボトルネックになるため、USB接続に比べて音楽ファイルや動画ファイルの転送には多少時間がかかる。そのため、データ容量の大きなファイルを転送する際は、どうしてもストレスを感じてしまいがち。また、Apple Remoteを持っていない場合は、コンテンツを再生する際にいちいちWireless Dock上のiPodを操作しなければならないのが少し残念。

 なお、Wireless Dockでは、iPodと接続先コンピュータをそれぞれ最大5台まで登録して使用することができる。そのため、家族それぞれが自分のiPodとパソコンを持っている場合でも、1台のWireless Dockを共有して使うことが可能。接続先のパソコンは、WindowsでもMacでも、またはその両方が混在していても問題ない。ただし、あらかじめ各パソコンにcorega PS Admin IVをインストールしておく必要はある。

  • 製品には、オーディオケーブルが付属しているため、購入してすぐオーディオ機器と接続することができる

  • 別売のApple Remoteを利用してWireless Dock上のiPodを操作しているところ。離れたところから再生や一時停止、早送りなどの操作を行える

  • Wireless Dockに装着したiPodをiTunesと同期しているところ。iPodと接続先のパソコンは、それぞれ最大5台まで登録することができる

デジタルコンテンツをフル活用したい人向け

 Wireless Dockの魅力は、アップル純正Dockより一回り大きい程度の筐体に無線LAN機能を搭載してしまった点にあるだろう。それは、逆から見れば使い勝手や快適度が無線LANの状態に左右されるということでもある。それさえ納得できれば、Wireless Dockは非常に魅力的なiPod用周辺機器だといえる。純正Dockに飽き足りないiPodユーザーや、デジタルコンテンツをフル活用したいパワーユーザーには、とくにお薦めしたい製品である。

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