編集機能が比較的高い点も特徴だ。チャプターマークの打ち込みがHDDとBDの録画/再生中に可能で、HDDとBDともにチャプター分割、結合、削除が可能だ。
このほか、チャプター選択削除やA-B点削除、タイトル分割/結合などが可能。プレイリスト編集に対応するほか、好きな順番でタイトル結合が出来る点も優れている。
このようにTS録画機としては良くできている。編集では、タイトルの最後尾にジャンプできない点と、リモコンの特殊再生にややクセがある点が気になった。また、高速サーチが3段階で少ない点はデジタルレコーダー、スゴ録と同様。こうした課題はあるものの、編集GUIは洗練されていて基本操作はしやすく感じられた。
高級機だけあってBD-ROMビデオの再生画質は、PS3と比較すると解像感が高く、彫りの深い印象だ。本機で再生してもデジタル放送のデータ放送部分は再生されない。なお、本機で録画したBDはPS3でも視聴できた。PS3のGUIでは、本機で録画したBD-R/REのタイトル名が表示され、チャプター再生なども可能だった。
総じて見ると、BD搭載に向けて進化を加速してきたスゴ録がここに実現した、という印象だ。2層BD対応とi.LINK(TS)ムーブインを取りこぼしてしまった点は非常に残念だが、機能の多さと使いこなす楽しさ、そしてAV機器としての密度感など、ひかれる部分も多い。
BDをメインに据えて、DVDをサブとして割り切ることで、BDへの直接録画や、コピーフリータイトルのBD→HDD無劣化書き戻しなど、BD対応が進んでいる面もある。ソニーの目指すBDワールドの進化に期待したい。
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