デジタル技術により、さらに社会を造る新しいコミュニケーションの形が生まれて来る可能性があります。例えば、本や新聞が読めて、ラジオやテレビが視聴できる、大きなスクリーンを備えた機器の上で様々なメディア形態を組み合わせることができるようになるなどの進化が考えられます。そうなれば、古いメディア企業の経済力は衰えて行きます。メディアコンテンツにアクセスする人は、単なる読者や視聴者ではありません。彼らは、マルチメディア消費者なのです。
アメリカの家庭の半分に固定電話を敷くのに、71年かかりました。しかし、携帯電話が同じくらい普及するのにかかった年数はわずか14年です。アップル社のiPadでは5年もかからないでしょう。重要な発展には次の3つが考えられます。
将来、スクリーン上でメディアの情報にアクセスするようになるでしょう。スクリーン中心の機器とは、コンピューターとテレビを合体させたもの、スマートフォン、あるいはタブレット型コンピューターのことを指します。ユーザーはキーボードではなく、音声認識システムやタッチパネルを使って情報を管理するようになります。
ユーザーはますます自分達の手でコンテンツを作るようになるでしょう。
デジタル情報にはサイズの制限がないため、メディア企業の役割は、データを使いやすい形で分類し維持することになります。
メディアの進化を言えば、本当に加速度が日々増している事は事実です。固定電話が普及するまで70年かかったにも関わらず携帯電話はわずか14年。更にインターネットを考えればそれよりも短い時間で実現しています。また、ユーザー自身がメディアになり、自分の作成したコンテンツを配信していくという時代になるでしょう。いえ、既にそういう時代に突入しているのですが、さらなるユーザービリティの良い物に変わっていくでしょう。
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