このスピーチを聞いた後で、各テーブル10人前後の参加者が自己紹介した上で、自分の働く環境についてディスカッションが行われた。
自己紹介を聞いてみると、一口に「IT系女子」といっても働く環境はさまざま。大手システム開発会社に所属する人もいれば、サービス提供会社で働く女性、自身で起業しAndroid用アプリの開発会社を経営する参加者や、海外から日本に来て働いている女性もいる。
ただし、いずれの職場でも女性比率は少なく、多いところでも3割程度、「部署で女性は自分一人だけ」との声もあった。
石原氏のスピーチを聞いてのディスカッションでは「“挙手なきところにプロモーションはこない”という項目があったが、女性は男性よりも職場の中で目立つし、注目されやすい部分もあるのではないか」という意見があった。女性だからこそ、あえて挙手しなくても注目が集まる場面もあるようだ。
一方で「自分が働いているのは、測量に絡んだシステム開発の会社のため、泥臭い仕事が多い。自分が現場に出たいと望んでも、女性を現場に送り出すことをためらう空気が職場にある。やりたいといっても、実現はなかなか難しい」という声もあった。また「挙手すると男性社員よりも、他の女性社員から冷ややかに見られる傾向にある」という本音の声も挙がった。
自分のキャリアプロジェクトについて「若い頃は筏型で、年をとってからは登山スタイルで、という話は深く頷ける」といった実感の声も挙がった。
さらにマイクロソフトのテクノロジーを学ぶ「Windows女子会」、Windows Azureの女性ユーザー会「Japan Windows Azure User Group」など女性IT技術者が参加することができるコミュニティも紹介された。
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