4G LTE対応携帯電話について:Cook氏は、第1世代のLTEチップセットでは「かなりのデザイン上の妥協が強いられる」ため、同社は作る気がないと述べた。同社は「iPhone 4」と「iPhone 3GS」については非常に満足しているとCook氏はつけ加えた。
iPad 2の需要対応状況について:Cook氏は在庫数と需要のバランスが取れるのがいつになるか分からないと述べた。同氏によると、Appleは「途方もない」需要に対応すべく、大量生産を続けているという。
Appleの日々の業務に対するSteve Jobs氏の関わりについて、Cook氏は次のように述べた。「われわれは定期的にJobs氏と会っている。以前に述べたように、Jobs氏は今も重要な戦略的決定に関わり続けている。そして、Jobs氏が可能な限り早い時期にフルタイムで復帰したいと考えていることをわたしは知っている」(Cook氏)
Cook氏は、iPad 2の発売からわずか2週間で第2四半期が終わったこと、そしてAppleが初代iPadのときよりもはるかに多くのiPad 2を発売開始時に生産していたことを指摘した。Cook氏によると、同氏はAppleのサプライチェーンに大きな信頼を抱いているので、同社は来週にはさらに13カ国でiPad 2を発売する予定だという。
総販売台数にiPad 2と初代iPadのそれぞれの販売台数が示されていないことについて、Cook氏は競争相手にiPadの販売状況を把握されるのを避けるため、「意図的にそのデータを省いた」と話した。「iPad 2をもっと多く生産できていればよかった」と同氏は述べた。
企業内のiPadとiPhoneがMacの売り上げにつながっていることについて、Cook氏は「明らかにMacにハロー効果をもたらしているようだ」と話した。
Cook氏は、次期iPhoneが例年のように6月には発表されないのではないかと尋ねられたが、その質問には答えなかった。
ほかの製品の需要と供給について:Cook氏によると、iPhoneは現在、Appleのほぼ全ての主要市場で需要と供給のバランスが取れているという。MacとiPodについても同じだ。だが、iPadは「大きな供給不足」になっている、とCook氏は述べた。
Cook氏は先頃提起されたサムスンに対する訴訟について、サムスンは重要なコンポーネントサプライヤーであり、両社の関係が今後も続くことを期待していると述べた。しかし、サムスンのモバイル通信部門はAppleの気に入らないことをしたため、Appleはその問題をサムスンと話し合って解決しようとした後、訴訟という法的手段に打って出た。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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