1つ目の方法は、Microsoft(またはサードパーティーのソフトウェアメーカー)がWindowsのみで動作する新しいキラーアプリケーションを開発することだ。そのようなアプリが登場してしばらくたつが、今でも不可能なことではないはずだ。新しいユーザーインターフェースを追加することもできる。タッチスクリーンは既に普及しているし、音声操作もある程度浸透している。だが、「Kinect」に搭載されているようなジェスチャー認識は新たな使用法の下地となるかもしれない。
2つ目は、Windowsと「Windows Live」を進化させて、ほとんどのユーザーがウェブ上で行っているのと同じ作業を実行できる劇的に優れた方法を提供することかもしれない。確かに、今日では写真や音楽をウェブ上で管理することができ、その作業はますます簡単になっている。しかし、Microsoftはローカルのストレージとグラフィックスを活用して、もっと優れた方法を提供できる可能性を秘めており、最新版のWindows Liveで実際にそれを試みている。
3つ目は、非Windowsの競合よりも明らかに優れたブラウザを開発して、Windowsの価値を高めることだ。これは厳しい注文かもしれない。というのも、IEは今も最大の市場シェアを誇ってはいるが、技術面でのリーダーという観点から見た場合は競合製品に大きな後れを取っているからだ。
正確を期すために言っておくと、この難題に直面しているのはMicrosoftだけではない。Appleの「Mac」事業も同じ難題に直面している。そして、MicrosoftはWindowsの約100ドルという割増価格を正当化する必要があるが、Macと先述した「一般ウェブ」デバイスを比較した場合、Appleはさらに高い割増価格を設定している。
しかしAppleには、Macとは別に、この分野へ参入するための手段がある。それは、「iPad」という形で提供される有力な代替ウェブ体験だ。Microsoftには、少なくともこれまでのところ、さまざまなエディションのWindowsしかない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する