東芝は2月12日、フルハイビジョン(HD)動画像処理が可能な携帯電話向け画像処理LSI「T6G」を開発したと発表した。顧客の仕様に応じて、順次製品化していく予定としている。
最先端となる40nmプロセスを採用。内部を25個の電源領域に分け、それぞれに電源供給のスイッチを設けることで、動画の撮影や再生といった動作ごとに必要な領域にだけ電源を供給し、消費電力を低減したという。また、テレビ放送信号の復調や3Dゲームといった、特に高性能が求められる機能については液晶テレビ「REGZA」やゲーム機向け回路を携帯電話用に改良したとのことだ。
フルHD対応のLSIとしては、NECエレクトロニクスが2009年2月にシステムLSI「CE143」を発表している。
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