おそらく多くの人が、「Microsoft Exchange Server 2007」のサポートをSnow Leopardの最も重要な新機能と考えるだろう。向上したExchangeのサポートは、Snow Leopardの「Mail」「iCal」「アドレスブック」に統合されている。つまり「Outlook」の電子メール、予定表の予定、仕事リスト、連絡先を個人のカレンダー、メール、アドレス帳で見ることができるようになる。また、連絡先をiCalにドラッグ&ドロップしてミーティングを設定することなども可能で、個人のカレンダーと仕事の予定表で時間が重なる箇所があるとMacで検出されミーティングの時間と場所を変更することができる。
関連情報として、MicrosoftもMacでのExchangeのサポートを向上させようとしている。Microsoftは先週、「Office for Mac」スイートに含まれる現行の電子メールと予定表のプログラムである「Entourage」に代わり「Outlook for Mac」が登場すると発表した。依然としてWindows版Outlookと同等というわけではないが、パブリックフォルダや権利管理機能など、より多くのExchangeの機能がサポートされるようになるという。
Appleは、Snow Leopardへのアップグレード価格をシングルライセンスで29ドル、5ユーザー対応のファミリーパックで49ドルという魅力的な価格に設定して人々を驚かせた。しかし1つ問題がある。この価格でアップグレードするには、すでにLeopardがインストールされていなければならない。その前のバージョンである「Mac OS X 10.4」(「Tiger」)からアップグレードする場合は、10.5(Leopard)と10.6(Snow Leopard)へのアップグレードを含む169ドルを支払わなければならない。5ユーザー対応のファミリーパックだと229ドルとなる。また、Snow LeopardはIntelチップを搭載したMacにのみ対応している。OSとしては、LeopardがPowerPCを搭載したMacのユーザーにとって最後のバージョンということになる。
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