2009年3月期の連結売上高は前期比5.5%増の460億円、経常利益は同6%増の48億円を計画する。しかし、ネットブック向けと無線LAN向けの好調により、9月中間期業績は期初計画を上回って通過。経常利益は従来予想21億8500万円に対し、29億3900万円となった。世界経済の先行きを考慮して通期計画は当初予想を据え置いているが、ネットブックの販売状況などを考慮すると、増額修正に進む可能性が高いとみられている。
エレクトロニクス分野に次ぐウェイトを占める自動車向けの低迷が懸念されるが、コネクタの小型・軽量化技術でシェアを伸ばす第一精工への評価は高まる方向にある。株式市場は製造業系銘柄への警戒感が強いものの、逆に今後は最悪の事業環境の中で期初の業績計画を上回るペースで業績を伸ばしている企業としての希少価値も高まっていきそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
多要素認証でPCのセキュリティを強化!
DX時代のビジネスPCは顔認証で守る
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」