「多くの作業が発生する。その全作業にかかる費用を負担することでわれわれは合意している。簡単に繰り返しできるようなことではない」(Mehdi氏)
また、Mehdi氏は、GoogleとDoubleClickの合併が認可されれば、Microsoftの試算でオンライン広告の80%以上が両社の支配下に入り、広告プラットフォームの変更はさらに難しくなると述べる。
また、ViacomとMicrosoftの提携において、他の要素が働いていることを示唆する材料がある。GoogleよりむしろMicrosoftとビジネスをするための短期的なコストに耐える意志がある企業があるとすれば、それはViacomだろう(念のための記すと、これらのコストがいくらになるか、すぐには明らかにはなっていない)。
結局のところ、Comedy CentralやMTVなどを所有するViacomは、同社テレビ番組への大規模な著作権侵害を理由に、10億ドル以上の損害賠償を求めてGoogleのYouTubeを提訴している。The Financial Timesは、Viacom CEOのPhilippe Dauman氏が12月19日に「著作権保護に対するMicrosoftの姿勢に非常に感銘を受けた」と述べたと伝えている。
一方、Microsoftは、広告ネットワークを拡大化し、Googleに対抗しようとしている。Microsoftが今回の取引の一部として販売する必要がある残りのViacomの広告と合わせると、Microsoftの在庫は約10%増加する、とMehdi氏は述べる。
また、広告シンジケーション面においてMicrosoftは最近、Digg、CNBC、Facebookで広告を直接扱うための契約を結んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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