進化を確実に遂げた--レノボ「ThinkPad X61」 - (page 6)

レノボ
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内容:レノボからThinkPad X61が登場した。60から1つ進んで61。違いといえば大きなものでは中のチップセットが945から965に1世代進んでいること。そのほかは大きな違いはなく、一部のパーツ配置が変更となり、インターフェースの整理などが行われているだけ。真面目すぎる正常進化だ。

丈夫でモバイルに最適なノートPC

 従来モデルと比べ、見た目に変化がないX61。ThinkPadシリーズ全体で見ても詳しくない人が見れば、黒くて四角く、キーボードの中央に赤い点のあるノートPCとしか感じないだろう。

 外見の点ではおもしろみはないが、内部はしっかり進化。また、こだわりのキーボードや実際の利用にもとづいた堅牢性など、堅牢性を犠牲にした軽量化やカタログ数値だけの長時間駆動のノートPCとは違った魅力のあるノートPCであることは間違いない。

 ThinkPad X61がライバルより劣る稼動時間については、他の軽量ノートと比べてCPU性能が上であることなどを考えれば、十分に健闘しているといえる。また、軽量化を求めるなら、CPUなどが異なるX61sシリーズも用意される。

 バッテリー稼動時間や多少の重量より、移動先でもCPUパワーを使い倒すといった実性能を求めるというユーザーには、ThinkPad X61は非常に役立つノートPCと言えよう。

  • ThinkPad伝統のキーボード。打ちやすいとされるキーにはたくさんのノウハウが詰まっているという

  • メモリスロットの横にある謎のスロット。説明書などに説明はないが、携帯電話のSIMカードと同じサイズのスマート・カードが挿入できる

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