EM・ONEはノートパソコンの夢を見るか?(後編)--イーモバイル「EM・ONE」 - (page 10)

シャープ
内容:2007.3.31からサービスを開始した“第4の携帯キャリア”である、新規参入業者イー・モバイル。開業と同時に発売されたのは、PDAタイプの「EM・ONE(型番:S01SH)」とPCカード型の「D01NE」の2機種。後編となる今回は、周辺機器や実際の使い方を中心に紹介。よくある「EM・ONEって実際どう使えるの?」という疑問にお答えする。

無線LAN機能

 本機には、3種類の無線通信機能が内蔵されている。ワイヤレスブロードバンドを提供する「HSDPA」。至近距離用のユーザーインターフェース拡張用の「Bluetooth」。そして、ここで挙げる「無線LAN」機能だ。

 パソコンでもおなじみの無線LANだが、本機に搭載されているものも、基本的には同じものが搭載されていると思って問題はない。機能を大雑把にわけると……。

1.小規模LAN(家庭や職場など)に接続

 これによって、共有されている機器とデータのやりとりが可能になる。パソコンのデータを確認したり、コピーするなどといったことも、簡単にできるようになる。また、そのネットワークがインターネットに接続している場合は、固定回線を利用してインターネットに接続可能となる。

2.公衆無線LANサービスに接続

 現在、さまざまな企業が提供している公衆無線LAN接続サービスに接続して、ネット接続することが可能。

 以上のようになっている。

 本機で提供されているサービスでは、電波が届かない圏外となる場所(地下鉄や鉄筋コンクリートのビル内部、飲食店の座席部分など)が多数あると思われるので、それをフォローする形で利用するとよいだろう。

  • 筆者が利用している「ホットスポット」のサービス。イー・モバイルが最も苦手としている地下鉄構内に強いので愛用している。なお、ウィルコムユーザーであれば、月額700円の追加費用で利用できるのも便利なところだ

  • 「FON」。自分が利用しているネット回線の一部を開放することによって、他の人が開放しているアクセスポイントに接続できる、相互ネットワーク「FON」も非常に便利。独自のセキュリティ処理がなされたルータが1980円程度で販売されている。無線LANのアクセスポイントが自宅にない場合には、是非とも導入を検討してみてもよいだろう

  • 「NetVistion」。複数の無線LAN環境を利用する場合、移動するたびに設定を変更しなければならない。その面倒を解消してくれるのが、NetVisionが無償提供している「無線LAN接続切り替えツール」だ。IDとパスワードなどを登録しておくだけで、上記で紹介したサービスに簡単にログインすることが可能になるぞ

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