CPUファンを搭載するように変わったのも新LOOX Tの特長だ。前作では静音性を強調、CPUファンを装着せず、ボディ全体で放熱するという構造だったが、今回は一転、CPUファンを装着、左サイドから排熱する仕組みに変わった。
ファンは常時回っているものではなく、CPUに負荷がかかった際に回転を始めるため、あまり負荷をかけない使用方法だと、前モデルと同様、非常に静かにパソコンを使うことができる。ただし、CPUに負荷がかかってくると、ファンが一気に高速で回転し、騒音を発する。
パフォーマンスを安定的に引き出すという点で、ファン付きが有利なのは間違いなく、セキュリティソフトの負荷や、新たなアプリケーションの登場などを考えると、ファンが付くようになったのは自体に即した進化だといえる。しかし、いきなりオフから高回転ではなく、低速度からファンを回転させるなど、騒音に対する配慮がもう少し欲しいと感じた。
光学ドライブはLOOX T伝統の取り外し式となる。外せることで、付属のウェイトセーバーに取り替えたり、拡張バッテリーを装着すること。さらに、将来別の規格に対応した光学ドライブを組み込むことも考えられる。
ウエイトセーバー装着の効果だが、この“T50U/V”では光学ドライブ装着時の重量が約1.29kg、ウエイトセーバー装着時が1.18kgだから約110g軽くなる計算となる。ただし、実際に比べてみると違いを感じられなかったというくらい違いがない。
少しでも軽くしたい場合などは有効だが、ふだんは装着したままで光学ドライブを持っていたほうが便利だろう。
また、ここには増設用内蔵バッテリユニット(FMVNBT28)も装着できる。約230gなので光学ドライブを装着した場合にくらべて120gほど増えた状態でバッテリー稼働時間を延長できる。価格も1万7640円と比較的手頃だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する