シャープ「AQUOSハイビジョンレコーダー DV-ARW25」がフルデジタルダブル録画対応に

シャープ
DV-ARW25
内容:デジタルレコーダーは、今や3デジタルチューナー内蔵のハイビジョンモデルが人気だ。その中でもデジタルチューナーをダブルで搭載した「ダブル録画」モデルは、最新モデルが次々と登場するデジタル製品の中で「今買っても後悔しない」製品ジャンルの一つ。ハイビジョン録画の第一人者とも言えるシャープから登場した、デジタルダブルレコーダーの内容を検証する。

ポストVTRの使い勝手を実現したデジタルダブル録画機

 デジタルチューナー搭載レコーダーの購入層は、従来のアナログDVDレコーダーからの買い替えよりも、薄型テレビの購入時にVHSビデオから一気に買い換えるケースが多い、という調査結果が出ている。そうしたユーザーにも簡単に使えるVTR感覚のデジタル機、というのが本機の開発コンセプトだ。

  • 中央のドットマトリックス液晶と丸形インジケーターで動作を詳細に表示。DVDドライブは右端にレイアウトされている。シーリング内には操作ボタンやAV入力端子、i.LINK(TS&DV切り替え)端子などを備える

 親しみやすさがポイントということで、本機は、同社の液晶テレビ「AQUOS」と似たテイストのルックスと、わかりやすい表示パネルを採用している。高さは68mmとデジタルチューナー搭載機では最もスリムで、コンパクトボディだ。デザインがなかなか凝っていて、クローム色の上パネルは、3次曲面で構成された“AQUOS調”の滑らかで量感のあるフォルムに仕上がっている。

 中央の液晶表示「タイトルウインドゥ」はビデオ時代からのシャープデッキの伝統で、ドットマトリクスの日本語表示を採用し、動作や番組名などを詳細にディスプレイする。動作時はもちろん、電原OFF時にも「地上D番組表取得中」などと表示される。ここまで親切に情報表示してくれるレコーダーは本シリーズだけだろう。さらに2つの円形インジケーター「メディアサークル」でHDDとDVDの動作を表示する、というわかりやすい前面パネルを採用している。

  • リモコンはコンパクトなスタンダードタイプ。ボタン間隔がやや狭い印象だが、手堅くまとめられている。汎用の4色ボタンでコマンドを選ぶ操作スタイルだ。放送波の切り替えはトグルになるが、放送波一覧のGUIでも選べる。シーリング内にテンキーやデータ放送ボタンなどを備えている

 搭載端子は、HDMI出力端子のほか、i.LINK端子はTS入出力とDV入出力に切り替えて使えるなど、デジタル端子が充実しているのが同社レコーダーの特長だ。

 HDDは500Gバイトとデジタル放送録画に十分な容量を確保している。DVD録画はDVD-R/-RWのみで、使えるメディアが少ないのがやや寂しいが、再生はDVD-R/-RWのほかDVD-RAMとDVD+R/+RWに対応する。DVD-RのVR(CPRM)録画も可能なので、デジタル放送のDVD保存で困ることはまずないだろう。

 親しみやすさとともに、新しい便利さも備えている。3デジタルチューナーを各2基+地上アナログチューナーを1基備え、デジタル放送などをダブル録画可能、という最新の録画機能を備えているのだ。前機種と較べると、第二のデジタルチューナーが地上デジタルのみから、3デジタルに増強され、より使い勝手が良くなった。

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