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    新MacOS X「Leopard」がいよいよ登場へ--これまでの歴史を振り返る

    荻窪圭 2006/08/07 08:00

     毎年、Apple Computerはワールド・ワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(WWDC)を開催する。「世界開発者会議」と大仰な訳がついてまわるが、要するに、Mac用ソフトウェアや周辺機器を開発する人々に向けたテクニカルなセミナーで、その内容を知るにはほとんどが機密保持契約を必要とする。メディアにも公開されるキーノートスピーチを除けば、詳細が報道されることはない。

     5〜6月の開催が多いが、今回は8月とやや遅め。次期MacOS X(Mac OS 10.5、開発コード名:Leopard)のベータ版に間に合わせるためといわれている。

     この公開を前に、これまでのMacOS Xの歩みを同時期のMicrosoftの動きと比較しながら振り返っておこう。

    パブリックベータからMacOS X 10.0へ

     Appleが、初期MacOSを良くも悪くも引きずっていたMacOS 9に変わる次世代OSに、他社製品であるNeXTのNeXTSTEPを採用することを発表したのが1997年初頭。UNIXをベースとするNeXTSTEPを会社ごと買収し(そしてNeXTのCEOであったSteve JobsがAppleに復帰したのは有名な話)、MacOS Xの開発がはじまった。

     それが一般ユーザーに届けられたのが2000年の9月(日本では1カ月遅れの10月)。ただしこの時点で登場したのは「パブリックベータ」版。製品版ではなく、NeXTSTEPに新しいユーザーインターフェース(Aqua)がのっかったMac風UNIXという表現が一番しっくりくるレベルだった。

     MacOS Xの最初の製品である10.0が登場したのは、それから半年ほどたった2001年3月である。この時点では描画速度が遅い、CD作成機能やDVDプレーヤーなどあってしかるべき機能が装備されていない、PCカードに未対応など欠点もあり、MacOS X上でMacOS 9を動かす「Classic環境」が用意されたものの、まだまだ主力はMacOS 9だった。

     対してMicrosoftは古いMS-DOSを引きずったWindows 9x系であるWindows Meと、一から新たに開発したWindows NT系のWindows 2000の年。どちらの企業も次世代OSに向けて準備をしつつ20世紀を終えたのである。

    MacOS X 10.1で実用レベルに

     2001年9月、パブリックベータから1年、10.0から半年経って、最初のメジャーバージョンアップであるMacOS X 10.1が登場した。

     この頃はまだ高速化や安定化、さらにMacOS 9が装備していながらMacOS Xでは実現していなかった機能の搭載が主であった。描画速度や起動時間はこの時にかなり改善されている。

     Windowsのネットワークへ接続する機能は装備されたものの、接続の際にIPアドレスを手入力する必要があるなど、改善の余地は多く残っていた。標準ウェブブラウザもInternet Explorer(IE)のMac版だった。

     この年、MacOS 9が9.2.2にバージョンアップし、それが最後のMacOS 9となる。

     Windows 9x系とWindows NT系が統合されてWindows XPが登場したのもこの年である。

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