外付けディスプレイ接続で
最大50%の業務効率がアップ!業務効率改善だけでなく無駄の削減と課題解決につながる「USB Type-C」の重要性

業務効率の改善はもちろん、オフィスの課題を解決する手段の1つとしてUSB Type-C搭載ディスプレイが注目されている。デル・テクノロジーズ株式会社(以下、デル)ではすでに多くの搭載モデルを用意。TD SYNNEX株式会社(以下、TDシネックス)との協業により、業務や用途に合わせて、最適な製品を提案から設置までを一気通貫でサポートを行っている。USB Type-C搭載ディスプレイの必要性とTD シネックスとの協業のメリットについてお話を伺った。

USB Type-C搭載ディスプレイが企業を救う

昔からディスプレイは、パソコンを操作するための最初の入口として、キーボードやマウス以上に重要な要素だ。目に入ってきた情報を効率よく的確に脳が処理し、パソコンに命令するためのディスプレイ選びのポイントは、広い作業領域や正確な色味、長時間見続けていても疲れにくいなどが挙げられた。ただ、近年ワークスタイルが変わってきたことで、ディスプレイの役割や選び方に変化も生まれてきている。

デスクトップPCが主流だった時代は、オフィスのデスクにずらずらとディスプレイが並んでいる姿が当たり前。一度セッティングしたらほぼ動かすことはなく、より広い作業領域を求めてデュアルディスプレイにすることもあり、裏側の見えない配線はかなりぐちゃぐちゃな状態だった。

それがワークスタイルの変化とともに、いつでも自由に持ち運べるノートPCが主流となりデスク上にディスプレイが必須というわけでもなくなった。ただ、ノートPCだとディスプレイのサイズが小さくて作業領域が限られるだけでなく、操作する姿勢も悪くなりがちで、外付けのディスプレイに接続して作業するケースは多い。実際外付けディスプレイを接続して利用した場合、業務効率が最大50%もアップしたという調査結果もある(2020年3月に行われた317人のCFOおよび財務担当リーダーを対象としたデルの調査より)。

業務効率アップをアップさせるノートPCと外付けディスプレイとの組み合わせだが、一方で1つの課題が発生している。デスクでノートPCによる作業を開始する際に発生するケーブルの抜き差しの煩雑さだ。ディスプレイと映像ケーブルを接続するのはもちろん、電源ケーブル、外付けドライブ、場合によってはキーボードにマウスなどなど。何本ものケーブルを接続する作業は、従業員一人あたり年間で平均20時間もロスが生じているという報告もあるぐらいだ(2019年、デルとFOWに関する従業員を対象とした調査より)。

そんな中でテクノロジーによる解決策が生まれた。USB Type-C(以下USB-C)の登場だ。すでにスマホをはじめノートPCにも広く採用されており、普通に使っている人も多いだろう。このUSB-CはUSB規格の1つで、従来のUSB機器との接続だけでなく、ノートPCなどの大容量電力の供給にも対応したUSB Power Delivery規格。そしてUSB規格以外の信号が流せるオルタネートモードに対応したことで、映像信号を流せるほかThunderboltといった別の通信規格も利用できるようになっている。

つまり、USB-Cケーブル1本でさまざま信号が流せるため、これまで接続する機器によって複数のケーブルを使い分けてきたものが、1本で集約できるようになったのである。この利点に目をつけたのがディスプレイだ。

USB-C搭載ディスプレイに置き換えるだけでさまざまなメリットが

ノートPCに外部ディスプレイを接続しようとしたとき、必ずケーブルをつなげる。そのケーブルを従来の映像ケーブルからUSB-Cケーブルにすることで、映像信号を送るだけでなく、USB-C対応ノートPCへの給電も可能となり、別途ACアダプターを接続する必要がなくなる。さらに、ディスプレイ側にUSBハブがあれば、そこに周辺機器をつないでおくだけで、すぐにUSB-C対応ノートPCから使えるようになる。たった1本のケーブルをUSB-C対応ノートPCへ差しただけで、モバイルワークからデスクワークへ(またその逆も)と瞬時に切り替えられるのだ。

USB-CケーブルをディスプレイとUSB-C対応ノートPCにつなげるだけで、映像が映り、ノートPCへの給電やデスクワークで使うUSB機器などが一気に利用できる
USB-CケーブルをディスプレイとUSB-C対応ノートPCにつなげるだけで、映像が映り、
ノートPCへの給電やデスクワークで使うUSB機器などが一気に利用できる

普段から営業でお客様の声を聞くことが多いというデル・テクノロジーズ株式会社アウトサイドスペシャリスト部長の中島章氏は「USB-C搭載ディスプレイが登場する前は、デスク周りがケーブルでごちゃごちゃしているのが普通でした。レイアウトチェンジしても、また煩雑なケーブリングの状態が繰り返されていました。ところがUSB-C搭載ディスプレイが登場し、導入されたお客様からは非常にシンプルで作業環境もスッキリし、いい環境で仕事ができるようになったと喜ぶ声を多数いただいております」。

USB-Cによる煩雑なケーブル環境の改善は、作業効率の改善だけでなくオフィスがこれまで抱えてきた課題の解決にもつながるという。デル・テクノロジーズ株式会社 フィールドマーケティングマネージャーの鈴木 快林氏は「お客様の環境によってはコンセントの削減・作業スペースの快適化・ノートPCの電源アダプタ削減などの効果が期待できます。USB Type-Cによる給電機能。(65Wから最大90W迄)により、ディスプレイからUSB Type-C対応のPCへ給電ができるため、ノートPC用のACアダプタを用意することなく多くのお客様がほぼディスプレイ用のコンセントだけでカバーでき、タコ足配線をする必要もなくなっています。また、オフィスでコンセントが足りず増設する場合、費用だけでなく工事も発生する場合もあり多大な負担がかかりますが、そんな必要もなくなり経費削減につながります。また、弊社でもたくさんの種類の画像転送用ケーブルや電源ケーブル、変換アダプターなどを維持管理するために、予備を含めて倉庫のスペースを取っていましたが、USB-C搭載ディスプレイ中心にして以降、1/3程度に圧縮できました。お客様によっては、管理面での負担もかなり軽減されるのではないでしょうか」。

デルはすでに多くのモデルでUSB-Cを搭載しており、あらゆる環境に対応したディスプレイを投入している。ディスプレイは故障でもしない限り意外と長く使い続ける製品で、なかなか切り替えるタイミングが見えないかもしれないが、USB-C搭載ディスプレイが増えてきたこのタイミングが切り替えのチャンスと言える。

コロナ禍により、全員が一斉に出社してオフィス内で仕事をすることも少なくなり、座席数を減らしてフリーアクセス化し、デスクにはディスプレイだけを設置して誰もが自由に使える体制にするなど、オフィスのあり方を見直す企業も多い。そのときに、古いディスプレイからUSB-C搭載ディスプレイへ切り替えるべきなのである。

鈴木氏:前述のとおり、ノートPCとUSB-Cケーブル1本つなぐだけでデスクワーク環境に切り替わるので、ノートPC用の電源を用意する必要を最小限にすることが出来ます。また、コンセントも少なくて済むのでデスク周りが非常にスッキリします。特に短時間しかPCを利用しないときに、ケーブルの脱着するのは面倒です。しかしケーブル1本で給電もしてくれるUSB-Cディスプレイだと接続する手間も少ないため多くのお客様がオフィス・自宅環境に導入をご検討いただいています。

モバイルワークでもデュアルディスプレイ環境で

USB-C搭載ディスプレイと一口に言っても、据え置き型だけではない。デルでは14インチサイズのポータブルディスプレイも用意されている。デスクワークでは、大画面のディスプレイで快適な作業ができるが、モバイルワークだとノートPCの小さな画面1つだけ。ちょっとした作業程度ならまだしも、テレワークで本格的に作業を要する場合は、かなり手狭だ。また営業活動のとき、お客様へディスプレイを見せながらプレゼンしたいときも、ノートPCのみだとなかなか難しい。

そこでポータブルディスプレイの利用だ。例えばデルのコラボレーションシリーズ「C1422H」は、折りたたみ式で自立可能。重量は約590gと軽量なため13インチのノートPC(1.3kg程度)と併せても2kgに満たない。USB-Cケーブル1本で接続して利用でき、ディスプレイ側に電源を接続すればノートPCにも給電できる。

コラボレーションシリーズ「C1422H」は、ケーブル接続部分が折れ曲がり、自立するので設置が容易。重量も軽くモバイルワーク時に持ち運んで利用したい製品
コラボレーションシリーズ「C1422H」は、ケーブル接続部分が折れ曲がり、自立するので設置が容易。
重量も軽くモバイルワーク時に持ち運んで利用したい製品

鈴木氏:テレワークで、家だと集中できずシェアオフィスや喫茶店で仕事されている方が増えて来ています。ポータブルディスプレイがあれば、ケーブル1本で利用できるので、どこでもデュアルディスプレイ化が可能になります。ケース無しで自立も可能で縦にも置くことができるので、WebサイトやPDFの資料を見る際にも快適になります。モニター用のプライバシーフィルターなど他社製の製品についてもTDシネックス様と協業しモニターと合わせて弊社営業からご提案することが可能です。

中島氏:お客様へプレゼンする際、資料を印刷して持っていくことがありますが、これが結構大変で。いまは飛沫防止用のアクリルパネルが多く設置されているため、声が伝わりにくくなっていることもあり、画面を見せながら説明するほうが断然楽です。でも自分のPC画面を見せながら、というのは難しく、ポータブルディスプレイを使えば伝わりやすく話しやすい環境が作れます。

プレゼン時は画面だけで完結し、資料は別途データで渡せば、紙に印刷する手間が不要となり紙の節約にもつながる。時間の節約とエコにもつながるわけだ。また、鈴木氏はこのポータブルディスプレイをデスクワークの一部として活用もしているという。

鈴木氏:大型ディスプレイとノートPCの画面、そしてポータブルディスプレイのトリプルディスプレイ環境で私は使っています。実はデスクワークで、大型ディスプレイとノートPCを実作業に、ポータブルディスプレイをリモートミーティング用に活用しています。実作業で使っている作業領域にミーティングの画面を表示すると作業効率が落ちるためです。ウィンドウをその都度切り替えて使えより、別のディスプレイに表示してしまったほうが作業効率が遥かに上がるんですね。このお話をお客様や社内営業マンにすると、リモートワークが増えたためか、非常に反響がありました。

鈴木氏のデスクワーク環境。ポータブルディスプレイを大型ディスプレイの前に設置することで、視線をあまり変えずにリモート会議に参加できる
鈴木氏のデスクワーク環境。ポータブルディスプレイを大型ディスプレイの前に設置することで、視線をあまり変えずにリモート会議に参加できる

ホワイトボードの会議室は大型ディスプレイに

以前から、ホワイトボードを使ったミーティングの場合、最後に議事録としてスマホで写真を撮り、それを各部署へ送るというケースが見られてきた。これでは非常に効率が悪く、ホワイトボードを大型ディスプレイに置き換えることで、電子掲示板として使ったり、ビデオ会議やプレゼンを行ったりするマルチな環境へと切り替わる。

鈴木氏:会議室の大型ディスプレイもUSB-C搭載ディスプレイが登場する前は、煩雑なケーブルや電源の問題もあって、不便に感じるというお客様もいらっしゃいました。しかし、USB-C搭載ディスプレイなら、ケーブルが1種類となり電源の心配も不要のため、ホワイトボードの環境でやってきたお客様からは、問い合わせも多く非常にいい感触をいただいております。

ホワイトボードに代わって大型ディスプレイを導入することで、利用用途の幅が広がり、作業効率の改善にもつながる
ホワイトボードに代わって大型ディスプレイを導入することで、利用用途の幅が広がり、作業効率の改善にもつながる

中島氏:会議室のUSB-C搭載大型ディスプレイ化は、従業員に対してだけでなく、来社されるお客様に対してもメリットが多いです。お客様のところへ訪問する際、事前にディスプレイの有無やケーブルの種類などを確認するのですが、それでも万全を期して予備のケーブルなどを用意して持参することもあったため、非常に荷物が多くなっていました。USB-C搭載ディスプレイがあれば、USB-Cケーブル1本だけで済み、映像も電源も心配も不要。非常に楽になります。

USB-Cを搭載しないディスプレイだと、会議室のテーブル上にもケーブルが散乱。参加メンバー全員がノートPC持参でコンセントを必要としていたら、コンセントの口が足りないことも珍しくない。特にプレゼンする人は、ディスプレイケーブルをつなぎ、電源にもつなぎとかなり煩雑で、プレゼンしづらいこともしばしば。その点USB-C搭載ディスプレイにすることで一気に解決される。

会議室だけでなく、大型ディスプレイを導入したことで作業効率をアップさせた事例はほかにもある。

鈴木氏:ある自動車販売店の修理工場に大型ディスプレイを設置し、本社の製造部門とやり取りできる事例があったのですがそれまでは、その都度修理部分の写真を撮ってメールで確認をされていました。それを大型ディスプレイで直接修理工場・本社間でミーティングしその場で解決することに。時間を大幅に短縮し、大幅な作業効率の向上ができるようになりました。

中島氏:あるお客様のショールームの受付にサイン・ディスプレイとして大型ディスプレイなどを設置しました。それまでは、口頭や紙を配布して説明していたものを、ディスプレイに表示させることで、説明だけでなくさまざまなコンテンツを見せられるようになり、フレキシブルな展開が生まれて重宝されています。

TDシネックス様との協業で一気通貫の提案が可能に

ただ大型ディスプレイの場合、75インチや85インチクラスとなると重量もあり、製品を購入するだけでなく、設置作業が必要となってくる。大型のスタンドや壁掛け用金具などはすべて別売りで、他の業者を呼んで金具の選定から設置までの作業をお願いする必要がある。

鈴木氏:大型モニターはモニター単体を購入すればいいわけではありません。設置やその他の周辺機器も重要な要素です。また、コロナ禍のため、外部の人を呼びづらい状況でしたが、少しでもスムーズに導入したいというお客様のニーズに応えるべく、TDシネックス様と協業して製品選びからスタンドの選定、設置まで一気通貫で行えるサービスを導入しました。

設置サービスは、実際手配が難しく誰がどうハンドリングをするのかという問題が出てくる。それをTD SYNNEXが基本的に日本全国どこでもサービスを提供し、スムーズな提案・案内を可能とした。

TD SYNNEX株式会社 プロダクトマネジメント部門 エンドポイントビジネス本部 クライアントPC部 HWチーム部の池田祐美氏は、

池田氏:簡単に選べるパッケージ商品となると、どうしてもデル様では扱っていない他社製品を含めるケースがあり、デル様が直接売ることはできませんでした。そこで、お客様のニーズに応えるべく、今回シネックスとデル様と協業することで、例えばカメラやPC、スピーカーなどを組み合わせた『Microsoft Teams Rooms』という1つのソリューションとして提案できるようにしました。

大型のディスプレイだけでなく、用途に合わせてミーティングに必要な機材一式をまとめてお願いできるソリューションを展開している
大型のディスプレイだけでなく、用途に合わせてミーティングに必要な機材一式をまとめてお願いできるソリューションを展開している

TD シネックスでは、こうした大型ディスプレイだけでなく、会議室の規模やオフィスの形態に合わせた最適なディスプレイの提案、パッケージの案内も行っている。

会議室の規模に合わせて最適なディスプレイを提案できる。写真はポップアップ式カメラを内蔵したディスプレイシリーズ「C2722DE」
会議室の規模に合わせて最適なディスプレイを提案できる。写真はポップアップ式カメラを内蔵したディスプレイシリーズ「C2722DE

デルのディスプレイは8年連続全世界で出荷台数1位という強み

デルのディスプレイは、8年連続34 四半期連続で全世界トップの出荷台数を誇っている。その理由として、USB-C搭載モデルを含めた豊富なラインアップとサポート体制の充実といった2つの点が挙げられる。

鈴木氏:現在は法人モデルだけでも約50種以上のモデルを用意しており、お客様の課題に対してほとんど解決できるラインナップを誇っています。デザイン性や使い勝手の向上、ブルーライトカットによる目の疲労を軽減、ウィンドウ配置やショートカット機能を使えるコントロールソフトの無償ダウンロード提供など、常にお客様に満足いただけるよう改善してまいりました。またサポート面では、万が一故障した場合、最短翌営業日先出交換サービスをすべてのモニターに適用しています。これは代替製品をすぐに発送し、修理している間のダウンタイムを極力短くするためです。ほかにも一部のハイエンド機に対しては、プレミアムパネル保証として購入時、輝点ピクセルがあった場合でも無償で交換も行うサポートも備えております。

デルのパソコンとセットで購入すれば、故障の原因がディスプレイ側ではなくパソコン側に問題があったとしても、スムーズに解決できるようになっている。1つのサポート窓口で対応できる体制なのは、シネックスで頼んだ場合でも同様で、デル以外の製品を含めてサポートを1本化できるのは、維持管理する上でかなりメリットが大きいと言えよう。

最後にUSB-C搭載ディスプレイを導入する意義とシネックスの取り組みについて伺った。

鈴木氏:業務効率をあげると言うより、いかにして業務効率を落とさず快適に使うのかが、今の時代のキーワードだと思っています。ディスプレイを活用した快適な環境によりノートPCを使った業務効率が非常に上がっていることを私や中島自身が実際に痛感しています。オフィスにも在宅時にも快適な業務を行いたいという方には、是非がUSB-C搭載ディスプレイの導入をご検討頂きたいです。

池田氏:いまオフィスでは、作業効率の向上を目指してどんどんUSB-C搭載ディスプレイに切り替わっています。TD シネックスでは、製品単体ではなくパッケージソリューションとして提案しており、面倒な設置までサポートしていますので、オフィス環境の改善や作業効率の向上を考えている企業に、ぜひ検討してほしいですね。

TD シネックスの展開するECサイト「ECNex」上に、製品資料やモニター選定に必要な情報がまとまっているページ「【Dell】もうモニター選びで迷わせません!」が用意されているので、USB-C搭載ディスプレイの導入に迷ったら、まずここへ訪れてほしい。

提供:TD SYNNEX株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2022年4月30日

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]