今や多数の企業が導入しているテレワーク、在宅勤務の環境で、最もニーズの高いツールの1つは間違いなくオンライン会議用のサービスだろう。なかでもメンバーや社外の人とリアルタイムでやり取りできるビデオ・音声チャットは、テレワークを実践するほとんどの人がその便利さを実感しているはずだ。
その一方で、セキュリティの懸念や導入費用、従業員の学習コストが課題になり、オンライン会議用ツールの導入に二の足を踏んでいる企業もあるのではないだろうか。もっと簡単に、低コストで、安心して使えるツールはないものか。そんな悩みをもつ企業におすすめしたいのが、ビデオ・音声チャット機能を含むビジネスコラボレーションツールである「Avaya(アバイア)Spaces」というツールだ。どのような使い方が可能なのか、さっそく試してみることにした。
はじめに同ツールについて説明すると、Avaya Spacesは複数人でのビデオ・音声チャット機能に加えて、テキストチャット、ファイル共有、タスク管理といった組織内コミュニケーションに便利な機能が1つにまとまったビジネスコラボレーションツールだ。よくあるビデオ会議ツールとの違いは、その場限りのミーティング用に使えるのはもちろんのこと、長期にわたる継続的なチームコラボレーションにも活用できること。
たとえばビデオ会議が終わった後、その時にやり取りした内容をテキストチャットや添付ファイルでフォローするといったことが可能になっている。毎週実施する定例ミーティングはビデオ会議で行い、その間の連絡、確認はチャットや添付ファイルで、というような使い方ができるわけだ。PC(ウェブ)とモバイル(アプリ)の両方に対応するクラウドサービスとして、インターネットにアクセスできる環境であれば、当然ながら社内でも社外からでも利用可能だ。