天井を変える、オフィスが変わる
省施工で効果は抜群、照明から見直すオフィスづくり

 テレワークの導入や密を避ける空間づくりが当たり前となり、オフィスに求められる環境は急速に変化している。新型コロナ感染拡大を受け始まったニューノーマル時代のオフィスは、単なるワークスペースではなく、集い、つながり、効率的に仕事ができる場として、そのあり方自体が変化した。

 出社率が減り、仕事をする場所が自宅、シェアオフィスと多様化する中、オフィスへのニーズは「リアルな交流ができる」「業務効率が高まる」「居心地が良い」といった部分が高くなってきている。単なる働く場から「働く価値のある場」が求められているのだ。

 オフィスの新たな形を模索する中、大きな役割を果たすのが照明だ。オフィスの天井を見上げると、数多くの照明が設置されている。その多くは、蛍光灯でオフィスを明るく均一に照らす役割を担っている。この”照らす”機能にプラスアルファの価値を提供することで、集う、つながる、集中するといった多彩なニーズを同じ空間内で実現する照明に変化する。

「イージーアップ配線ダクト」を使用して天井をリニューアルしたオフィスのイメージ。ペンダントライトやプロジェクターなどを組み合わせて設置できる
「イージーアップ配線ダクト」を使用して天井をリニューアルしたオフィスのイメージ。ペンダントライトやプロジェクターなどを組み合わせて設置できる

 オフィスの照明を変更することは容易ではないと思われがちだ。天井そのものをリノベーションしたり、電気設備を入れ替えたりと大規模な修繕が必要と思う人も多いだろう。しかし、天井はそのまま、かつ省施工で、蛍光灯のオフィス天井を変えられるソリューションが登場している。

 パナソニックが3月に発表した「イージーアップ配線ダクト」は、天井を簡単に配線ダクトに変えられるというもの。既設の埋込型ベースライトを取り外し、既設器具の開口と配線はそのまま利用しながらイージーアップ配線ダクトを取り付けられる。

既設の埋込型ベースライトを取り外し、既設器具の開口と配線はそのまま利用できるためすっきりした印象だ
既設の埋込型ベースライトを取り外し、既設器具の開口と配線はそのまま利用できるためすっきりした印象だ

 これに、配線ダクトタイプの照明器具を組み合わせれば、照明の形や色、機能が自由に選べる。複数のスタッフが共同で作業をするコワーキングスペースには、テーブル面を明るく照らすスポットライト、カフェスペースなど人が集まる場所には、デザインが豊富なペンダントタイプ、集中スペースには不快なまぶしさを抑えたグレアレスタイプなど、数多くのダクト照明を用意。設置しやすい配線ダクトと選びやすいダクト照明をラインアップし、ニューノーマル時代に合ったオフィス照明を目指す。

 こうした照明の変化は、スペースの用途変更にも活用できる。出社率を抑えたことによって空いた執務スペースやオンライン会議の増加によって、利用率の減った大人数用の会議室などを、簡単な打ち合わせスペースや集中して仕事しやすいソロワークスペースに変更。打ち合わせスペースにはペンダント照明、ソロワークスペースにはスポット光を採用することで、場作りを明かりから提案する。

照明プラスアルファで構築するWell-Beingな空間

 天井から変えるオフィスづくりは照明に留まらない。配線ダクトに取り付けられるワイヤレススピーカーや、天井埋込型のダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー」といったプラスアルファの機器を加えることで、心地よいオフィスづくりも後押しする。

天井埋込型のダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー」
天井埋込型のダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー」

 バイオシャドーは、人が本能的に好ましいと感じる 自然や生命の情景を空間に取り入れることで、開放感やリラックス感をもたらす効果を持つ「バイオフィリア」という考え方に基づいて開発されたプロジェクター。壁や床に木漏れ日や水面など本物の自然をモチーフにした映像と音のあらかじめインストールされたコンテンツを空間に映し出せることが特徴で、外にいるようなリアルなゆらぎを室内にいながら体感できる。

 Bluetooth搭載のワイヤレススピーカーと組み合わせることで、小鳥のさえずりなど、あらかじめインストールされた音の再生も可能。空間に音を加えることで、さらに心地よいオフィスを構築する。

ワイヤレススピーカーと組み合わせることで、小鳥のさえずりなど、あらかじめインストールされた音の再生も可能
ワイヤレススピーカーと組み合わせることで、小鳥のさえずりなど、あらかじめインストールされた音の再生も可能

 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所上席研究員(農学博士/心身健康科学博士)の高山範理氏らの共同研究によると、バイオシャドーの映し出す情景は、 「リラックスしやすい」「開放的な」「気分転換しやすい」「魅力的な」などの好印象を与えることがわかっている。オフィスのリラックススペースやエントランスなど、人が集う場所に設置することで、オフィスでのリフレッシュを促す。

 室内を均一に明るく照らすことが目的だったオフィスの照明に、豊富な種類を用意したり、映像や音を組み合わせたり、新たな提案をすることで目指すのは、Well-Beingな空間価値を提供だ。

 心身ともに健康な状態を指すWell-Beingは、コロナ禍で働き方や暮らし方が急激に変化した現在において、求められる指標の1つ。オフィスでWell-Beingな空間価値を提供することで、心と体の健やかさ保ちながら、効率的に仕事ができ、なおかつ人々の集う場になることが、今のオフィスに必要な要素と言えるだろう。

 パナソニックでは、天井に設置できる殺菌線遮光方式の殺菌灯「ジョキーン」もラインアップ。これは、室内の空気をファンで器具内部に取り込み、殺菌灯を照射し循環させるもので、オフィスにおける空質の清浄度を高めることにも寄与する。

殺菌線遮光方式の殺菌灯「ジョキーン」。室内の空気をファンで器具内部に取り込み、殺菌灯を照射し循環させる
殺菌線遮光方式の殺菌灯「ジョキーン」。室内の空気をファンで器具内部に取り込み、殺菌灯を照射し循環させる

 新型コロナ感染拡大防止を受け、約1年前とは様変わりしたオフィス。単なる仕事をする場所ではなく、気持ちよく仕事ができ、安全を保ちながら集える場への刷新が求められている。レイアウトの変更やオフィス家具の導入など、オフィスの見直しを進める企業も多いと思うが、身近な照明を変えることで感じられる恩恵は多い。天井を変えることが、働きやすいオフィスづくりへの近道かもしれない。

提供:パナソニック株式会社ライフソリューションズ社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2021年6月30日

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