メールやチャットといったテキストコミュニケーションが重要なビジネスツールになった一方で、昔から使われ続けてきた「電話」という音声コミュニケーションツールも依然として必要不可欠とされている。しかし従来型の電話に不便さを感じている人も少なくないだろう。その不満を解決するのが、必要な時にストレスなく利用できる「次世代型電話」だ。その詳細を知れば、これこそ自社が求めていたものだと気づく企業も多いはずだ。
次世代型へのアップグレードで何ができるのか、どう差がつくのか。企業の具体的な使い方を紹介しよう。
ビジネスコミュニケーションとしてよく利用するものとして思い浮かぶものは何があるだろうか。メールを基本に、最近ではチャットやメッセージングアプリなども多く活用されている。どれも文字を送信する「テキストコミュニケーション」だ。しかし「電話」という音声コミュニケーションツールの需要は、必ずしも低くなってはいない。
NTTコミュニケーションズが中堅・中小企業を対象に実施した働き方に関する調査では、テレワークを導入する際に必要な社内コミュニケーションにおいて業務の依頼や報告、進捗確認といった内容の場合は「メールを使いたい」が、難しい問題についての相談をする、上司の意見を聞くといった複雑な案件は「電話で行いたい」という声が目立った。業務内容によってコミュニケーションツールを使い分けたいというニーズが確実にあり、現場での使い分けも実際に行われていることがわかる。
「みなさん、無意識に使い分けているはずです」こう語るのは、NTTコミュニケーションズ ボイス&ビデオコミュニケーションサービス部 販売推進部門 担当課長の細川泰則氏だ。
「メールは、相手の状況に関わらず送ることができ、CC機能などで複数人に対する一斉通知もしやすいというメリットがあります。履歴を残すこともできオフィシャルなものが向いています。同じテキストベースのものでも、チャットだともっと気軽に即時にやり取りができるのがポイントです。では、電話はといえば、緊急時や相談などで使いやすいですね。調査結果からも、ビジネスシーンによってコミュニケーションツールを使い分けることが求められていることが表れています」と、ツールによる「特徴」と「使い分けポイント」について細川氏は語る。
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