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顧客が商品に対する接点・関心・購入に至るまでの過程を旅に例えた「カスタマージャーニー」の最適化や、利用者の体験を指す「ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)」を向上させるソリューションは広く求められている。今やパブリッククラウドは、そのバックボーンで充実した機能や柔軟なスケール変化を提供し、欠かせない役割を果たしている。例えばMicrosoft Azure(以下、Azure)は、既に多くの企業が利用する。膨大なアプリケーションを利用できるApp Serviceや、グローバルに分散して複数モデルのデータベースを実現するCosmos DB、小規模なコードをクラウドで手軽に実行できるAzure Functionsなど、利用場面は多岐にわたる。
そして今回、着目するのは、Azure上で注文から支払いまでの手順を最適化し、UX(ユーザー体験)向上を実現する「Putmenu」だ。こちらを手掛けるボクシーズ 代表取締役 鳥居暁氏に、その利便性を聞いた。
--まず「Putmenu」とはどういったアプリケーションなのでしょうか
鳥居氏:ボクシーズとタグキャストが共同開発したスマートフォンアプリです。来店者のスマートフォンにインストールしたPutmenuから店舗と料理と決済方法を選び、席に着いてスマートフォンをかざした瞬間に、注文と会計が完了します。その後は調理場などに設置した専用プリンタからオーダーが伝わるので、お客様は調理後の注文商品が運ばれるのを待てばよいので「注文時間0分」が実現できます。従来、混雑時に行列ができていると、ただ並ぶだけでした。Putmenuがあれば席に着く前に料理を選んで会計を済ますことができます。
ですが、「時間がなくて席に着けなかったのに、決済だけが済んでしまう」といったことはありません。決済の確定はあくまで、店舗でスマートフォンをかざした段階です。その瞬間、「会計時間0分」で完了するのです。キャリア決済(「ソフトバンクまとめて支払い」、「ドコモケータイ払い」、「auかんたん決済」)やAlipay/LINE Pay/PayPal/Apple Payなどに対応します。
こうして、注文と会計のデジタルトランスフォーメーションを実現しています。
--店内のテーブルの位置情報などはどうやって把握しているのでしょうか
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