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オープンインターネットで加速するメディアプラットフォームが切り開くリテーラーとメーカーの新世界!

左:会長兼共同創業者 Jean-Baptiste Rudelle氏
右:リテールメディア兼サプライチーム ゼネラル マネージャ Geoffroy Martin氏

フルファネル広告ソリューションを手掛ける仏Criteoは12月1日、小売業者(リテール)が自社サイトを「メディアプラットフォーム」としてビジネスに活用できる「Criteo リテールメディア」を日本で正式にリリースした。「小売のECサイトはメディアとして大きな可能性がある」と力説するのは、同社でリテールメディア兼サプライチームのゼネラル マネージャを務めるGeoffroy Martin氏だ。「Criteo リテールメディア」がリテールにもたらすメリットは何か。Criteoが掲げるビジョンとあわせ、会長兼共同創業者のJean-Baptiste Rudelle氏とMartin氏に、話を聞いた。

―― Rudelle氏に伺います。Criteoは2005年に創業しました。創業のきっかけと社名の由来を教えてください。

Rudelle氏 Criteo が創業した2005年頃はオンラインショッピングサイトのUI(User Interface)やサイト構造は雑然としており、買い物をするのが非常に困難でした。何百もある商品の中から自分に適切なものを見つけたり、比較したりするのには膨大な時間と労力が必要でした。

 「Criteo」は、ギリシャ語で「予測をする」という意味です。そこには「適切な商品を」「適切なタイミングで」「適切なロケーションに提示する」との意味が込められています。

―― Criteoはフルファネル広告を主軸として同市場を牽引してきました。現在、市場にはどのようなニーズと課題があるのでしょうか。

Rudelle氏 リターゲティング広告は、パブリッシャーと広告クライアントの双方にとって効率的なソリューションです。また、最近は、既存顧客の活性化やコンバージョンだけにとどまらず、新規顧客獲得にいたるまで、フルファネルで利用できるソリューションにも期待を寄せています。その背景には、ユーザーとの接点が多様化していることが挙げられます。オムニチャネルの重要性が説かれている現在、認知から購入までのすべての接点で、ユーザーに最適な購入体験を提供できるソリューションが求められているのです。

 われわれが持つ技術は、こうしたニーズに100%応えられるものであり、包括的なフルファネルソリューションを展開しています。「Criteo AI エンジン」は独自アルゴリズムを採用しており、クライアントの広告を、適材適所に表示できます。

 一方、顧客の購入体験向上で課題となっているのが、顧客接点が分断されていることです。顧客はモバイルやPCなどの複数のデバイスを利用しますが、同じサイトを異なるデバイスで閲覧すると、そこに表示される広告は連携していません。こうした課題に対しCriteoは、「点」を「線」にするソリューションを提供しています。

 たとえば、オンラインショッピング利用者に関するオープンなデータセットの「Criteo ショッパーグラフ」は、ユーザーの詳細なターゲティングやマルチチャネルでの広告配信などを可能にしています。

―― Criteoはビジョンとして『オープンインターネット』を打ち出しています。これはどのようなビジョンなのでしょうか。

Rudelle氏 近年、Eリテール(オンラインコマース)の課題として指摘されているのが、「ウォールド・ガーデン」です。これは閉鎖されたプラットフォーム上でのエコシステムを指しますが、特定のユーザーだけが(閉鎖された)プラットフォームで活動できる仕組みです。つまり「壁で囲われた敷地の中だけでしか活動ができず、その活動内容もガーデン提供者によって制限されている」状態なのです。

提供:CRITEO株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2020年8月31日

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