NICE、2023年第3四半期のクラウド売上高が前年同期比22%増を記録

・売上高・EPSがともに第3四半期ガイダンス範囲の上限を上回る
・2023年通年の売上高とEPSのガイダンスを引き上げ、2024年の年初見通しを発表
・新たに3億ドルの自社株買いプログラムを発表



【ニュージャージ州ホーボーケン、2023年11月16日】AIを活用したセルフサービスとオペレーター支援型CXソフトウェアの世界的リーダーであるNICE (NASDAQ: NICE、日本法人 ナイスジャパン株式会社 社長 オリビエ・ジオレット)は本日、2023年9月30日に終了した第3四半期の業績を前年同期と比較して発表しました。

2023年第3四半期財務ハイライト

[表: リンク ]


NICE の最高経営責任者のBarak Eilam(バラク・エイラム)は、次のように述べています。「第 3 四半期もまた、総収益と 1 株当たり利益の両方で、ガイダンス範囲の上限を上回る好調な四半期を報告できることを嬉しく思います。過去最高の売上高を記録できたのは、クラウド売上高が22%増という点において、業界最大のクラウド売上高ベースで業界最速の成長率を記録したことが要因です。営業利益、営業利益率、1株当たり利益のさらなる力強い成長により、業界をリードする他の追随を許さない収益性を実証しました。新たに発表した3億ドルの自社株買いプログラムは、当社の事業の根底にある基盤の強さと揺るぎない財務内容に対する自信をさらに強めるものです。」
Eilam(エイラム)はこう続けています。「当社は、クラウド化、プラットフォーム化、AIという強力な相互作用によってCX市場をリードしています。デジタルとAIを原動力とする記録的なパイプラインにより、当社は今年を好調に終える態勢が整っており、市場をリードする当社の強みを反映し、今年以降のトップラインと収益性の両方について、当初の業績見通しを発表できることを嬉しく思います。」

■第3四半期(9月30日に終了)のGAAP財務ハイライト:
売上: 2023年第3四半期の総収入は、2022年第3四半期の5億5,470万ドルに対し、8%増の6億130万ドルとなりました。
粗利益:2023 年第3 四半期の売上総利益は、2022 年第 3 四半期の 3 億 8,390 万ドルに対し、4 億 1,040 万ドルでした。売上総利益率は、2022 年第 3 四半期の 69.2%に対し、2023 年第 3 四半期は 68.2%でした。
営業利益:2023 年第 3 四半期の営業利益は、前年同期の 9,030 万ドルに対し、 26%増の 1 億 1,360 万ドルでした。営業利益率は、2022 年第 3 四半期の 16.3%に対して 18.9%でした。
純利益:2023 年第 3 四半期の純利益は、前年同期の 7,120 万ドルから 30%増の 9,240 万ドルでした。2023 年第 3 四半期の純利益率は 、2022 年第 3 四半期の 12.8%に対し、15.4%でした。
完全希薄化後 1 株当たり利益: 2023年度第3四半期の完全希薄化後1株当たり利益は、2022年度第3四半期の1.07ドルから30%増の1.39ドルとなりました。
営業キャッシュフローと現金残高:2023年第3四半期の営業キャッシュフローは1億2,060万ドルでした。2023年第3四半期は8,950万ドルを自社株買いに充当しました。2023年9月30日現在、現金および現金同等物、短期投資の合計は16億5,160万ドルでした。有利子負債(ヘッジ商品控除後)は5億4,430万ドルで、現金および投資の純額は11億730万ドルとなりました。

■第3四半期(9月30日に終了)のNon-GAAPベースの財務ハイライト:
売上: 2023年第3四半期の総収入は、2022年第3四半期の5億5,470万ドルに対し、8%増の6億130万ドルでした。
粗利益: 2023 年第 3 四半期のNon-GAAPベースの売上総利益は、2022 年第 3 四半期の 4 億 800 万ドルに対し、4 億 3,440 万ドルに増加しました。2023年度第3四半期のNon-GAAPベースの売上総利益率は、2022年度第3四半期の73.5%に対して72.2%となりました。
営業利益: 2023 年第 3 四半期のNon-GAAPベースの営業利益は、前年同期の 1 億 5,930 万ドルに対し、15%増の 1 億 8,390 万ドルとなりました。2023年第3四半期のNon-GAAPベースの営業利益率は、2022年第3四半期の28.7%に対し、30.6%となりました。
純利益: 2023 年第 3 四半期のNon-GAAPベースの当期純利益は、前年同期の 1 億 2,780 万ドルに対し、18%増の 1 億 5,060 万ドルとなりました。2023 年第 3 四半期のNon-GAAP 純利益率は、2022 年第 3 四半期の 23.0%に対し、 25.0%となりました。
完全希薄化後1株当たり利益: 2023年度第3四半期の非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は、前年同期の1.92ドルに対し、18%増の2.27ドルとなりました。

■2023年通年のガイダンス:

2023年通年ガイダンスの引き上げ:
2023年度通期のNon-GAAPベースの総収入を23億5,900万ドルから23億7,900万ドルの予想範囲に引き上げ、2022年度通期と比較して中間値では9%の成長となる見込みです。
2023年度通期の非GAAPベースの完全希薄化後1株当たり利益は8.58ドルから8.78ドルの予想範囲に引き上げられ、中間値で前年同月比14%の成長となる見込みです。

■2024年の展望:
当社は、2023年以降の予想を以下の通り発表しています:
2024年通年のクラウド収入は、2024年前半に完了予定のライブボックス買収による寄与を除き、前年比18%以上の成長をする見込みです。
2024年通年ベースでは、ライブボックスは約1億4,200万ドルの収益貢献が見込まれます。
ライブボックスからのシナジーを含めると、2024年のEBITDAは9億ドル近くになり、2025年には10億ドルを超える見込みです。

■Non-GAAP財務指標について:
本プレスリリースには、Non-GAAPベースの財務指標が含まれています。Non-GAAPベースの財務指標は、株式報酬、取得した無形資産の償却、買収関連費用、借入金割引の償却および借入金消滅損、ならびにNon-GAAPベースの調整による税効果を除くように調整したGAAPベースの財務指標で構成されています。
当社は、これらのNon-GAAP財務指標を対応するGAAP指標と組み合わせて使用することにより、投資家に当社 の財務業績に関する有用な補足情報を提供することができると考えています。当社は、Non-GAAP財務指標が、当社の事業の継続的な業績を示す指標として、投資家の皆様に有用であると考え ています。当社の経営陣は、当社の事業を理解、管理、評価し、財務上、戦略上、営業上の意思決定を行うために、定期的に社内で非GAAP基準の補足的な財務指標を使用しています。これらのNon-GAAPベースの財務指標は、経営陣が将来の期間の計画や予測に使用する主要な要因の一つです。当社のNon-GAAP財務指標は、単独で、あるいは比較可能なGAAP財務指標の代替として考慮されるものではなく、GAAPに準拠して作成された当社の連結財務諸表と合わせてのみ読まれるべきものです。これらのNon-GAAPベースの財務指標は、他社が採用しているNon-GAAPベースの財務指標とは大きく異なる場合があります。GAAPベースの業績とNon-GAAPベースの業績との調整は、連結損益計算書のすぐ後の表で行っています。当社は、Non-GAAP基準のガイダンスのみを提供しています。GAAP基準のガイダンスからNon-GAAP基準のガイダンスへの調整は、GAAP基準の業績で報告され、将来起こりうる企業買収の影響などGAAP基準とNon-GAAP基準の財務指標間の調整を必要とする将来の事象に関する予測不能性および不確実性があるため、利用できません。したがって、Non-GAAPベースの財務指標に基づくガイダンスを、将来の期間について対応するGAAPベースの財務指標に調整することは、不合理な努力を伴わない限り可能ではありません。

NICEについて:
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NICE(NASDAQ:NICE)は、企業が構造化および非構造化データの高度なアナリティクスによってよりスマートな判断をできるよう、クラウドおよびオンプレミスのエンタープライズソフトウェアソリューションを提供する世界的リーダーです。NICEは、あらゆる規模の企業におけるより良いカスタマーサービス、コンプライアンスの確保、金融犯罪の阻止、人の保護を支援します。NICEのソリューションはフォーチュン100企業の85社を含め、150ヶ国以上にわたる2万5,000社以上の組織で利用されています。
ナイスジャパンホームページ リンク

商標について:NICEおよびNICEロゴは、NICE Ltdの商標または登録商標です。その他すべてのマークは、それぞれの所有者の商標です。 NICEの商標の完全なリストについては、www.nice.com/nice-trademarksを参照してください。

将来の見通しに関する記述:
本プレスリリースには、1995 年米国民事訴訟改革法で定義する「将来性の見通しに関する記述」に該当する情報が含まれます。将来性の見通しに関する記述は、NICE Ltd.(以下「当社」)経営陣による現在の意見、予想、仮定に基づくものです。将来性の見通しに関する記述は、英文において“believe”、 “expect”、 “seek”、 “may”、 “will”、 “intend”、 “should”、 “project”、 “anticipate”、 “plan”または同様の語で記述されています。将来予想に関する記述は、当社の事業の将来、将来の計画や戦略、予測、予想される出来事や傾向、経済その他の将来の状況に関する当社の経営陣の現在の考え、期待及び仮定に基づくものです。将来予想に関する記述の例としては、当社の売上や利益に関するガイダンス、クラウド、アナリティクス、人工知能事業の成長などが挙げられます。
将来予想に関する記述は、本質的に重要な経済的、競争的、その他の不確実性および偶発的な要因の影響を受け、その多くは 経営陣の管理能力を超えています。当社は、これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、投資家はこれらの記述を過度に信頼しないように注意してください。実際の業績は、さまざまな要素により、これら業績見通しとは大きく異なる結果となりうることをご承知おきください。これらの要因には、経済・事業環境の変化に伴うリスク、競争、当社の成長戦略の成功、当社のクラウド型SaaS事業の成功と成長、追加買収の実施または買収した事業、製品、技術および人材の効果的な統合の難しさ、当社が第三者のクラウドコンピューティングプラットフォームプロバイダ、ホスティング施設およびサービスパートナーに依存していることなどがありますが、これらに限定されるものではありません。クラウド・コンピューティング・プラットフォーム・プロバイダー、ホスティング施設およびサービスパートナーへの依存、急速に変化する技術、当社に対するサイバー・セキュリティ攻撃またはその他のセキュリティ侵害、当社の事業に影響を与えるプライバシーに関する懸念および法律、通貨為替レートおよび金利の変動、当社のグローバル事業から生じる追加の税負債の影響、COVID-19に関する不確実性および当社が米国証券取引委員会に提出する書類に記載されているその他のさまざまな要因および不確実性。 米国証券取引委員会(SEC)への提出書類で説明されているその他の様々な要因及び不確実性があります。
当社の将来の業績に影響を与えうるこれら の要因および不確実性についての追加情報については、当社の最新の年次報告書(フォーム 20-F)および SEC へのその他の提出書類の中の「リスク要因」の項を注意深くご覧いただくようお願いします。本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、本書の日付時点のものであり、当社は、新しい情報、将来の進展またはその他の結果にかかわらず、法律で義務付けられる場合を除き、これらを更新または修正する義務を負うものではありません。

※本プレスリリースはニュージャージ州ホーボーケン発、2023年11月16日発表の抄訳です。
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