遠隔での繊細なコントロールを実現するマイクロスイッチをグローバルで発売

~リアルとバーチャルの垣根をなくすデバイスの普及で、デジタル化社会に貢献~



オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太)は、コントローラーにおける繊細な操作感を実現する操作用マイクロスイッチ、3シリーズ「D2FC」「D2LS」「D2FP」を2023年8月よりグローバルで発売します。

オムロンは1943年に国産マイクロスイッチを開発して以来、80年にもわたり家電製品など生活に身近となる様々な製品へ提供してきました。また2010年以降は、ゲーミングマウス向けにマイクロスイッチ製品として3シリーズ「D2FC」「D2LS」「D2FP」を開発、良質な押し心地を実現する感触の定量化と、高耐久を実現する構造設計に取り組んできました。今回この3シリーズをグローバルに一般発売することで、ロボットのコントローラーをはじめとする幅広い領域の製品・機器で本マイクロスイッチを提供し、遠隔操作機器などでの繊細な操作を実現します。
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       操作用マイクロスイッチ3シリーズ「D2FC」「D2LS」「D2FP」、搭載イメージ

近年、5G・6Gの普及加速に伴い、ハンディキャップや制約の克服を追及するための遠隔・VR機器など、柔軟な操作を実現するデバイスへのニーズが高まっています。また介護や建設現場など幅広い分野において、遠隔ロボットなどの導入が進んでおり、長時間にわたる安心・安全なコントロール操作が求められています。これら社会のニーズに応える為には、機器に対してユーザーが長時間でもストレスなく意志通りに操作できるよう、内蔵される部品の操作性・耐久性も重要です。今回、新たにグローバルで一般発売する操作用マイクロスイッチ「D2FC」「D2LS」「D2FP」は、人間工学のデータに基づいた感触の定量化を行うことで、製品内での安定したバネ構造を採用し、繊細な操作感触を実現しました。これにより、コントローラーなどでの人の操作に連動した、遠隔機器の柔軟な動作を可能にします。また、操作部分の性能劣化を抑える構造設計や材料選定により高い耐久性を実現しました。長時間での安心・安全で繊細な操作の求められる介護、建設現場など幅広い分野での遠隔機器の操作に貢献します。

オムロンは、長年培ってきた技術による先進的なデバイスの提供先を拡大することで、顧客の遠隔操作機器の普及を加速させ、デジタル化社会の実現に貢献してまいります。

遠隔制御機器の課題・求められる性能
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「D2FC」「D2LS」「D2FP」の主な仕様・用途
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「D2FC」「D2LS」「D2FP」の特長
「D2FC」シリーズ
メカ接点によるオン・オフ機能で、クリック耐久回数500万回~6,000万回までの幅広いラインアップを揃えています。
これにより、お客様のご使用用途に合わせて幅広く選択頂くことが可能で、ロボットやコントローラーなどの機器での長時間にわたる繊細かつ高頻度、高耐久な操作性を実現します。
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「D2LS」シリーズ
「D2FC」の派生機種で、70%のサイズダウン、基板表面へ実装するタイプとなっており、良質な操作感を維持しつつ、お客様の機器の小型化を実現します。
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「D2FP」シリーズ
「D2FC」の派生機種で、オン・オフ機能に光センサー方式を採用しています。これにより機器の誤動作に繋がるチャタリング*をゼロにでき、より安定したオン・オフ機能で7,000万回の高耐久性をクリアしました。高速応答・高信頼性が求められる高度なコントローラー機器などでのより柔軟な操作性を実現します。
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* チャタリング: スイッチがオン状態にもかかわらず、外部振動などの影響により一時的に接点が開離し、オン/オフを繰り返し出力すること
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<オムロン株式会社について> 
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、リンクをご参照ください。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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