住宅提案ツールに「ChatGPT」を活用

入社2年目でベテラン社員と同等レベルの提案書の作成が可能に

住宅営業支援の安心計画株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長:小山田 隆広)は、自社商品「マイホームロボ」に、OpenAI社が提供する「ChatGPT」を活用し、プラン提案時の案内文を自動作成する機能を搭載しました。
「マイホームロボ」は、住宅事業者が施主に提出するプレゼンボードを自動作成するAI クラウドサービスで 、 WEBマーケティングを得意とする住宅会社である株式会社 Lib Work (本社:熊本県山鹿市、代表取締役社長:瀬口 力)と共同開発したものです。



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「ChatGPT」のAPIによる提案文書の自動作成機能を「マイホームロボ」に搭載することで、営業パーソンが個々の施主に合わせたプランの特徴を素早く簡単に提示できるようになります。 
これまで、プラン提案時の説明は営業パーソン個々人の経験と知識に左右されていましたが、これにより住宅事業者は効率的で質の高い営業活動が展開できます。また、プラン提案時の説明がシステム化されることで、営業パーソン全体の提案スキルが均一化され、ベテランの営業パーソンの技能に依存する必要が無くなり、人材不足の解消にもつながります。

■ 背 景
このたびの新型コロナウイルスの影響により、住宅事業者におけるデジタル化の流れが加速しました。今ではリアルな対面営業の前に、YouTubeやInstagramによる、いわゆるプレ営業と言われるWeb上での事前案内が普通となり、そこからリアル展示場へと誘導する手法が一般的になりました。また、昨今の施主はインターネットにより効率的に情報収集ができ、訪問する住宅事業者を事前に絞り込むため、これまで営業パーソンによる対面活動で成果を上げてきた住宅事業者が集客に苦戦する状況も増えてきています。

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そこで「マイホームロボ」はプレ営業の段階から施主との接点を増やし、リアルな来場を促す仕組みにより住宅事業者の早期受注を支援してきましたが、今回そのサービスと「ChatGPT」を連携することで、さらに施主の興味を引き、関心度を上げる提案が可能になりました。これにより営業・設計担当者のファーストプラン作成の時間を短縮しながらも、受注率の向上が期待できます。

「マイホームロボ」サービスサイト:リンク

■ 「マイホームロボ」と「ChatGPT」の親和性
「ChatGPT」は自然言語処理の分野で使用されるAI技術を活用しています。今回のAPI連携では「ChatGPT」に指示するための条件とコンテンツを、「マイホームロボ」に蓄積されたプラン情報と施主に答えていただいたアンケートの内容で構築します。

「マイホームロボ」は施主にアンケートに答えてもらうことで、その答えに沿った適切なプラン候補をAIが選び出します。営業パーソンはそのプランの中から更に絞り込んで最終の提案書を作成しますが、今回の「ChatGPT」との連携により、その提案書に施主のアンケート回答に応じた提案コメントを自動掲載します。

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「マイホームロボ」は全プランの特徴を文字データで保有しており、それをアンケートの内容に合わせて「ChatGPT」がわかりやすいコメントとして作成してくれるため、その施主のためだけの提案コメントが完成します。これにより、経験や知識に乏しい若手の営業パーソンでも施主の要望に沿った適切な案内文の作成が短時間で可能となります。 また、ベテランであっても提案内容を言語化することが苦手な営業パーソンにとっては、強力なツールとなります。さらに、自動作成したコメントは編集も自由にできて、印刷用の提案書(PDF)だけでなく、スマートフォンで閲覧できるWebマイページにも掲載できるため、リアル対面ではない遠隔の提案にもご利用いただけ、アポイントが取りやすくなり、早期受注にもつながります。

■ 入社2年目でも施主を納得させる提案書の作成が可能になる理由
「マイホームロボ」と「ChatGPT」の親和性があったとしても、果たして本当にベテランが作成するような文章の作成をChatGPTができるのでしょうか?結論としては「できます」。その理由には、次のような建築業界特有の事情と、「ChatGPT」の仕組みが関係しています。

建築業界には情報の非対称性が存在します。住宅事業者は建物の設計や建設過程、使用される材料等の詳細な情報を持っていますが、これらの情報は施主が通常アクセスできない情報であり、さらに一生に一度しか家を建てない施主も多く、その意味でも施主には住宅に関する知識や情報が圧倒的に不足しています。
近年、それを補うかのような動きが見受けられます。家を建てたOB施主のブログが増え、その経験を通じて得た知識を表現豊かに共有する施主が増えてきました。業界の事情もあり情報を求める新米施主も多く、ブログを公開する側からすると、自身の体験と知識で手軽にブログの訪問者を増やしやすい状況となり、その事でさらに施主ブログは増え続けました。

一方、ChatGPTはインターネット上のテキストデータから大量に集められた情報を学習データとしています。そのデータは、公開されていて広く利用可能なテキストから抽出されます。ここに施主ブログがマッチしたのではないかと私たちは考えています。もちろん、施主ブログ以外の学習データもあったかと思いますが、「マイホームロボ」から書き出されるコメントを見ていると、施主が気になるポイントをしっかりと抑えたコメントが出力されています。これはChatGPTが幅広い情報を学習し、それを基に適切なアウトプットを提供している事、そして「マイホームロボ」から適切な命令がChatGPTに出ているからこそ可能なことです。ぜひ「マイホームロボ」をご利用いただき、ChatGPTの卓越した能力と、その情報処理の素晴らしさを体験いただければと思います。

■ 今後の展開
「マイホームロボ powered by ChatGPT版」を全国の住宅事業者様に提供していきますが、本年の夏にはマイホームロボに登録された住宅プランを、ゲーム感覚で体験できる施主用スマホアプリもローンチ予定です。
ChatGPTをベースとした建築・住宅業界に特化したWebサービスを提供することで、ITツールが苦手な住宅事業者様にも最先端の技術を手軽にご利用いただき、自社の成果に結びつけていただけるものと思います。

安心計画の「先進のコミュニケーション技術で情報格差によって生じる不利を解消し、透明で公平な情報社会の確立をめざす」という企業理念に基づいて、多くの住宅事業者様のお力になりたいと考えております。

■ 会社情報
会社名:安心計画株式会社
所在地:福岡市博多区博多駅前3-22-8
設立:1988年3月
代表者:代表取締役社長 小山田 隆広
事業内容:住空間提案システムの活用支援
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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