アスプローバ株式会社は、2010年6月14日、クラウド環境で動作するSCM (Supply Chain Management )ソフトウェアAsprova SCMをリリースしました。
Asprova SCMはスタンドアロン環境とクラウド環境のどちらでも動作します。クラウド環境で動作させることにより、世界中の営業所、サプライヤ、生産拠点、物流拠点の需給バランスを世界各地の端末から確認できる、統合化されたグローバルシステムが実現します。Asprova SCMは月額使用料(年契約)の設定およびDIY(Do It Yourself)導入を可能にすることにより、導入費用を大幅にコストダウンします。
日本の製造業は海外に工場を次々に新設しています。工場が世界に分散されるにしたがい、複数の工場や多階層の物流センター、世界中の営業所、世界中のサプライヤの需要供給連鎖および生産制約、供給制約、配送制約など各種制約条件を考慮したSCP(Supply Chain Planning : 供給連鎖計画)のシステム化のニーズが高まっています。また、複数の国内工場と海外工場で別々に導入したシステムの統合化のニーズも高まっています。しかし、グローバル統合システムを構築するには、従来、数億円の費用がかかっていました。
アスプローバは、1994年から16年以上にわたり、生産スケジューラを開発・販売してきました。現在までに全世界1400以上の工場が同社の生産スケジューラを採用し、国内シェアは48.8%(2009年富士経済調査)とトップシェアを続けています。近年、生産拠点のグローバル分散化が進むにつれて、SCPへのニーズが高まっています。アスプローバは、これまで蓄積した生産スケジューリング技術を応用してAsprova SCMを開発しました。
Asprova SCMは詳細スケジューリングの技術をベースにしているため、従来のSCP製品にくらべてより綿密な計画が立案できます。またアスプローバは、従来より「ノンカスタマイズ」の方針で製品開発をしており、Asprova SCMにおいても「ノンカスタマイズ」の方針を踏襲し、結果、お客様による自力立ち上げ「DIY導入」が可能です。またアスプローバは、Asprova SCMの有効性を検証するため、2010年末までお客様のサプライチェーンのモデルによるSCPのプロトタイプを無料で作成するサービスを行います。
詳細は以下を参照してください。
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