世界の独立系メモリIP(Intellectual Property、知的所有権)市場は、2004年から2009年まで年平均成長率(CAGR)12.3%で成長し、2009年には4億1040万ドルに達するだろう、とインスタット社の調査レポートは述べている。独立系プロバイダ、デザインサービス企業、独立系デバイスメーカー(IDM)のいずれがライセンスしているかにかかわらず、現在設計されているあらゆるICの基礎を成しているのはIPである、とインスタット社は語る。そして独立系IPプロバイダはメモリ市場の隙間を埋めつつ成長している。
「メモリ機能全般にわたって約20社の独立系IPプロバイダがあるとインスタット社はみている。企業の新規参入は続くだろうが、今後は鈍化していくだろう。おそらくこれらの企業は、ARMなどのIDMか、比較的規模の大きいIPプロバイダ、またはデザインサービスプロバイダに急襲されていくだろう」とインスタット社のアナリストJerry Worchel氏は語る。
インスタット社は下記についても述べている。
‐世界の独立系メモリIPプロバイダの収益は、2003年の1億8930万ドルから2004年に21.2%伸びた。
‐この市場に参加している約20社の企業の多くは、総収益1000万ドル以下の小規模企業にとどまるだろう。
‐南北アメリカの企業がIPライセンスを独占し、日本とアジア太平洋地域がそれに続く。
インスタット社の調査レポート「独立系メモリIP(Intellectual Property)プロバイダ:揮発性から不揮発性に向かう市場」は、独立系メモリIPの世界の市場をカバーしている。機能的なカテゴリ別、ライセンスモデル別、地域別の収益を分析・予測している。主要プロバイダと主要独立系メモリIPベンダのプロフィールも掲載する。
◆調査レポート
独立系メモリIP(Intellectual Property)プロバイダ:揮発性から不揮発性に向かう市場
Independent Memory IP Providers: A Volatile World Going Non-Volatile
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