最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

これからは、データベースのパフォーマンスに悩む必要はありません。

データベースのパフォーマンスはビジネスの成功に直結しているので、そのパフォーマンスチューニングに苦しんでいる企業は多い。そこでサン・マイクロシステムズはチューニング不要で、簡単にデータベースパフォーマンスを向上させるSun Storage F5100を開発し、提供を開始した。

ビジネスの成功に直結するデータベースのパフォーマンス

 ネットショッピングや、チケットのオンライン予約などを利用するとき、必要な項目を入力してから、返事が返ってくるまでに何秒待てるだろうか。一般的にこのようなオンライントランザクション処理(OLTP)で待てる限界は、3秒〜5秒程度といわれている。これ以上待たせると顧客満足度は低下し、競合他社に顧客が奪われてしまう。一度自社から離れてしまった顧客を呼び戻すためのコストは、新規顧客を獲得するためのコストの数倍になるといわれている。また、株式のオンライントレードなどの場合であればレスポンスの遅延は顧客に直接の被害を与えてしまう。このようにシステムのパフォーマンスの良し悪しはビジネスの死活問題だ。

 このようなオンライントランザクション型の処理であっても、ビジネスインテリジェンス(BI)型の処理であっても現在のほとんどのシステムではデータベースが使われている。そのためデータベースのパフォーマンスがシステム全体のパフォーマンスの優劣の鍵を握っているのが現状だ。ところがデータベースは仕組みが複雑であるばかりでなく、さまざまな種類のクエリーに対応しなければならないため、パフォーマンスの向上は簡単ではない。

 ほとんどの企業のシステム部門や、開発や運用を請け負っているシステムインテグレータでは、データベースのパフォーマンスチューニングで辛い思いをしたことがあるだろう。

ページトップへ >>

データベースパフォーマンスの鍵をにぎるのはI/Oの最適化

 サン・マイクロシステムズのシステムズ事業本部 プロダクト営業 Open Storage担当プログラムマネージャーである相田聡氏は、「データベースのパフォーマンス不足という問題の多くは、ディスクI/Oが最適化されていないことがボトルネックとなって発生します。」と話す。HDDの処理速度はCPUのそれにくらべて非常におそいため、CPUがボトルネックになることはほとんどない。 I/O数を減らことができれば一番よいのだが、複雑なクエリーではI/O数を減らすことは簡単ではないため、データベースの専門家に依頼してクエリを書き換えたり、インデックスを付け替えたりといったチューニングを行うことになる。 また、ひとつひとつのI/Oのパフォーマンスをあげるためにこれまでよく使われてきた手法は、HDDのドライブの数を増やしてI/O処理を並列化することによってパフォーマンスを向上させるという方法だった。

 これらのチューニング方法はいずれもかなり高価になるばかりではなく、パフォーマンスが向上するという結果が保証された手法でもなかった。

ページトップへ >>

チューニングいらずでパフォーマンスを向上させるSun StorageF5100

Sun Storage F5100フラッシュ・アレイ Sun Storage F5100フラッシュ・アレイ
※クリックで拡大画像表示

 「そこで、SunはデータベースのI/O処理を高速化してパフォーマンスを簡単に向上させることができるSun Storage F5100を開発しご提供を開始しました。このSun Storage F5100を現在お使いのシステムに追加していただくだけで、データベースのパフォーマンスをおどろくほど簡単にあげることができます。」と相田氏は続ける。

 Sun Storage F5100は、1RUの筐体で最大1.92TBのソリッドステートディスクを搭載できるフラッシュストレージだ。1RUでなんと 1,600,000IOPSのパフォーマンスを提供する。これは一般にディスクシステム14ラック、3000台分のパフォーマンスに相当する。

Sun Storage F5100とディスクシステムの比較 Sun Storage F5100とディスクシステムの比較
※クリックで拡大画像表示

 しかも消費電力はピーク時でも300ワット。これはわずか電球3個分の電力消費量だ。ちなみに3000台のディスクシステムの消費電力約4万ワットにくらべると圧倒的な差がある。

 また、これを導入することで、単位時間あたりのトランザクション処理件数が大幅に向上するため、アプリケーションの生産性を向上できる。さらに、無駄なディスク容量や消費電力、クーリング、設置面積、保守費用など、データベースに関わるTCO(総保有コスト)を大幅に低減することも可能になる。

 高速なパフォーマンスはベンチマークテストを参考にして欲しい。2009年10月に12ノードのSun SPARC Enterprise T5440 ServerとSun Storage F5110、およびOracle 11g RACの組み合わせで実施されたTPC-Cベンチマークテストでは、他社製のサーバとデータベースの組み合わせに比べ、6分の1の応答時間、8分の1のラックスペース、4分の1の消費電力で、27%のスループット向上を実現している。

 この結果からも、Sun Storage F5100の導入により、レスポンスの高いアプリケーションやサービスを実現することができ、競合他社との競争力を向上できることは明らかである。また高品質なサービスを提供できるので、顧客満足度の向上も期待できる。さらにアプリケーションのパフォーマンスが向上すると、サービスを提供する企業(業務)の生産性も大幅に向上することができる。

ページトップへ >>

チューニングいらずの簡単導入で2倍の性能を実現

 Sun Storage F5100は、容易に導入することができるので、無駄なコストや時間を削減できることも大きな特長のひとつだ。 既存のOracleデータベース環境に導入する場合では、Sun Storage F5100を既存のデータベー スサーバに追加し、その上にインデックスを再構築、Sun Storage F5100のインデックスをポイントして稼働させるという、たった3つのステップで完了する。 特別なチューニングを行うことなく、Oracleデータベースのレスポンスタイムとスループットを共に2倍にすることができる。

既存のOracle環境に容易に導入できるSun Storage F5100 既存のOracle環境に容易に導入できるSun Storage F5100
※クリックで拡大画像表示

 なお、Sun Storage F5100のより具体的、技術的な詳細に関しては、サン・マイクロシステムズが提供するホワイトペーパー「データベース高速化のための画期的テクノロジー 徹底解説」をダウンロードして参照してほしい。

ページトップへ >>

詳しい内容はホワイトペーパーで!

データベース高速化のための画期的テクノロジー 徹底解説

既存のデータベース環境に追加するだけで性能を2倍にするフラッシュアレイ「Sun Storage F5100 Flash Array」は、低価格で、新たな領域の性能と、必要なスペースと消費電力の削減を実現することによって、データベース・アクセラレータとして画期的なビジネス・バリューをもたらします。

本書では、Flash Arrayの斬新なアーキテクチャとテクノロジーについて説明するとともに、高いパフォーマンスを必要とするデータベース・アプリケーション等に多大なビジネス・メリットを与えるストレージの構成方法についてご紹介します。

ホワイトペーパー
データベース高速化のための画期的テクノロジー 徹底解説

本書では、Flash Arrayの斬新なアーキテクチャとテクノロジーについて説明するとともに、高いパフォーマンスを必要とするデータベース・アプリケーション等に多大なビジネス・メリットを与えるストレージの構成方法についてご紹介します。

提供:サン・マイクロシステムズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部