既存PBX／クラウド型PBXの同時活用と、個人スマホの内線電話化が、業務効率化をスピーディに実現！

　多くの人が実感しているように、クラウドやモバイルは、個人のコミュニケーションスタイルを劇的に変化させた。同じように、ビジネス活動のすべてが、変化しただろうか。
　経営環境は、常に激しく変化しており、それに対応するためにワークスタイルの変革が強力に求められている。少しでも乗り遅れれば、企業間競争の激流から、あっという間に取り残されてしまうだろう。しかし、まだまだ旧態依然とした手段で、改善することなど思いもよらないモノがある。たとえば、内線電話だ。

　あなたの身の回りにも、使いづらい固定電話を複数のスタッフで共有したり、紙のメモで伝言したり、といった場面がないだろうか。このような従来の内線電話などによる社内コミュニケーションは、多くの企業は、改善のテーマとして取り上げられることはないのが現状だ。

　これを補うため当然のように個人のスマートフォンなどのモバイル端末を使用されているケースも多い。そのほうが圧倒的に便利だからだ。しかし、セキュリティ強化の面からは、コミュニケーション手段の統制強化が求められ、コスト削減の面からはこれまで目を向けていなかった通信環境の整備といったテーマにも、大きな改善効果が期待されている。何より、企業競争力の向上のため、攻めのIT活用が求められる。今こそ、企業内のコミュニケーション環境の改善を検討すべき時といえるだろう。

PBXのクラウド化、スマートフォンの内線化で相乗効果！

エイジシステムズ株式会社
第一開発部　取締役部長
大伴　英雄氏

　そこで紹介したいのが、PBXのクラウド化とスマートフォンの内線化による、ワークスタイルの変革事例だ。

　内線電話の構内交換機であるPBXをクラウド化すれば、設備投資の削減、保守管理コストと工数の削減、スマートフォンのBYOD(Bring your own device:従業員の個人所有デバイスを業務で利用すること)によるスピーディで柔軟なワークスタイルの実現といった効果が期待できる。

　実際に、PBXのクラウド化とワークスタイルの変革を実現した、京都のシステム開発企業であるエイジシステム株式会社（以下、エイジシステム）、第一開発部　取締役部長である大伴英雄氏が、その詳細を語った。