デザイン：
　幅12.5mm、高さ11.5mmのキーサイズは１本の指を使ってプチプチと入力するもので、色々な体格の人が隣のキーを誤って押さないで済む可能性が高いサイズの設定といえます。このキーサイズを前提にアルファベットキーと厳選した機能キーを配置したキーボードが本製品のデザインの中心となります。入力時のキーのクリック感もヒューマンインタフェースとしてよくデザインされています。そしてマグネシウム合金ボディは、昔のカメラに触れるような感じで「使うぞ」という感じにさせてくれます。

コストパフォーマンス：
　「180万語対訳大辞典英和・和英（日外アソシエーツ）」に対する価値をどれくらいその利用者が評価するかにもよりますが、これを含めて本機に収録された多くの辞書を考えると、こなれてきた店頭での販売価格を考えるとコストパフォーマンスは高いです。

使いやすさ：
　専門語を収録した180万語対訳大辞典英和・和英、「分野によって使う単語がこのように違うのか」と、紙の辞書を引くような気分を味合わせてくれます。また、複数辞書一括検索は便利です。暗い場所ではバックライトが使えますし、乾電池での使用時間も十分です。紙の辞書を何冊も持ち歩くことを考えると天国です。検索時間も満足のいくものです。
　なお、使いやすさの評価は（使いやすい）他機に比較して同程度と考えられるため、星３つとしました。

機能性：
　電子辞書自体が、検索性、スペース効率などの機能面から発想された製品ですし、半導体の集積度の向上と容量当りの単価低下を反映して具体化されたのが本機。高い評価が与えられると思います。