製品情報

京セラ

Finecam M410R

【主なスペック】
【発売日】
2004年04月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2005年04月03日 02時27分
 光学10倍ズーム(37〜370mm)搭載、1/2.7インチ400万画素CCD機。メーカーとしては、高解像度の液晶ファインダーと高速起動が売りだそうな。分野別にコメントするとこんな感じです。

【デザイン】
 ブラックボディはプラスチックでも安っぽく見えにくいので○。ただ、強度には多少の不安を感じます。デザインは、シンプルだけれどすっきりした印象で良いのではないかと。高速起動化するためにレンズ鏡筒が延長されていますが、そのおかげで(普通の人には)一眼レフのような印象を与えるようです。4点。

【コストパフォーマンス】
 現在、京セラがデジタルカメラ事業から撤退するためにかなり安く手に入ります。サポートが弱体化することを考慮しても、高倍率ズーム機としては破格ではないでしょうか。付属していない充電池とSDカードを別に買っても3万円で余裕でお釣りがきます。5点。

【使いやすさ】
 ボタン配置もすっきりしていて、操作しやすいように感じます。液晶ファインダも視度補正ダイヤルがあり、表示倍率がそれほど高くないために眼鏡をかけたままでも視野がケラれにくいです。   ビューファインダー30万画素というのも、慣れてくると光学式より見やすいかも。起動速度は体感ですが、キヤノンの旧KISS Digitalよりは早いです。5点。

【機能性】
 まず、付属のアダプターを装着することで、多くの一眼レフ用フィルター・クローズアップレンズなど(52mm径)が使用可能なところは評価が高いです。汎用品は専用設計のものと比べて明らかに安い(半額とか1/3とか)ので。レンズフタも互換性があるので、交換してみるのも面白いかもしれません(ニコンのフタを付けるとちょっとかっこいい)。
 露出はフルマニュアルが可能。AEはシャッター優先、露出優先どちらも使えます。ここまでくると、フォーカスもマニュアルで合わせたくなるのですが、AF速度が結構早いので一応合格点です。ただし、ズーム性能はあまり良くなく、自分の思った位置で止まりにくいのが難点といったところでしょうか。手ぶれ補正機能が無いこともマイナス要素です。レンズ自体がF2.8〜F3.1と明るいので、問題ないといえばないんですが…。4点。

【画質】
 1/2.7インチのCCDなので、画質は普通です。ISO100で撮った場合、本体のLCDやパソコンモニターで鑑賞する分には何の問題もありません。B5サイズぐらいであれば十分キレイに印刷できます。ISO200以上になってくるとノイズが増え、ISO400・800はかなり厳しくなってきます。感度は設定で固定可能なので、出来れば100にしておいた方がいいでしょう。400万画素なりの解像感があります。3点。

【総括】
 抜群のコストパフォーマンス。この一言に尽きます。性能も標準以上であることは確かです。あまり体験することの出来ない、400ミリ望遠の世界が手軽に楽しめて面白いカメラです。

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