製品情報

グリーンハウス

KANA 2000

【主なスペック】
【発売日】
2000年01月

ユーザーレビュー

2000年06月15日 00時00分
同様の国産品が無い為、選択の余地がなく購入しました。
もっと同じ方向性の商品があれば、メーカー間競争が
起きると思うのですが、他に替え難いのがあまりに残念な製品です。

まず大きさ・形状ですが、卵型に近いです。
しかも正面パネルなどは理由が考えられないほど厚いです。
(推測では、液晶画面のコストを下げる為)
重量は単4x2本としては許容範囲ですが、設計を見直して
単3x1本で動作するようにして欲しいものです。
液晶画面が実を伴わない内容しか出力されないので、不用ではないでし
ょうか?
この辺が電力を無駄に浪費しているものと思います。

使用時間は、ニッケル水素で4時間程は動作します。
3組ほど用意すれば、1日分としては充分だと思います。
ただ+\1000程コストがかかっても、DC入力はあった方が良かったと
思います。
フラッシュリーダー駆動時も、電池から電力を使用するので消費が
激しくなります。1時間も持たないです。
USB接続時は、そちらからDCを持ってくる様にするべきでしょう。

音質は128KBなら全く問題無いです。
ただし低音が軽くなるので、低音を強調するヘッドホンが必須です。
バスブースト程度は付けるべきです。
ボリュームは中途半端にデジタルにするぐらいなら可変抵抗の
ボリュームの方がマシでした。
最小でも、シャカシャカと音漏れするレベルになってしまいます。

PCリンクの転送速度は良好です。
PCカードスロットに比べても遜色ありません。
ただし、リーダー切り替え前にMP3の演奏時間計算が
必須というのは不可解なインタフェースです。
よってサクサクと転送を行う事はできません。
前述の消費電力と併せて、「改良できる、改良すべき」点でしょう。

操作感覚ですが、グリーンハウス製CFが入手できない人は「極悪」
と言って良いでしょう。
アイオー製96MBとサンディスク製40MBでは
・再生=>停止=>再生で次の曲にいく
・次曲ボタンを押すと1曲目に戻る(停止中なら次曲にできる)
・巻き戻しは、曲の途中でも前の曲になる
・めったに時間・曲番表示が正しく表示されない
と、およそインターフェースとして成立していません。

「微妙な設計の違い」と説明していますが、回路信号の誤差レベルと
いうより、根元の設計問題と個人的には推測しています。
また穿った見方をすれば「グリーンハウス製CFは
フラッシュATAに準拠していない」と指摘されても仕方がないでしょう。

コンセプトは素晴らしく、CFリーダーとしても申し分無いので
MP3プレイヤーとしての設計の見直し・部品点数の削減・
標準的なCFへの対応を切に望みます。
また無理に価格を1万前半に拘らず、中クラス(2万程度)の
方向性で設計しても支持は減らないと思います。
あと、何故USBコネクタが逆なのでしょうか?
もっと短いケーブルにしたい人間もいるのです。

早めに後継機を開発して下さい。
それまでは応援の意を込めて、KANA2000でガマンしていようと
思います。

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