2000年11月06日 00時00分
ずんぐりとした野暮ったいデザインのデジカメです。メガピクセル時代の幕開けとともに登場した歴史的な機種でしょう。光学3倍ズームもあり、メガピクセルを有効活用できます。
実際のCCDの解像度は89万画素しかないのを、補正することで100万画素以上にしているというインチキくさいものですが、その割には意外にしっかりとした画像になります(あまり解像度の高い画像にするのはシャープさに欠けるため無理がありますけど)。
色の再現性などは文句無しです。さすがコダック。
おもしろいのは、普通のカメラのようにマニュアルで絞りやシャッタースピードなどを設定できることでしょう。シャッタースピードは4秒まで設定できるので、暗い場所の撮影にも使えます。ストロボには外部ストロボと接続できるようになっていて、シャッターと連動してストロボを点灯することもできます。
惜しむらくは、電池の保ちがあまり良くないことでしょうか。液晶モニタをつけっぱなしでは、あっさりと電池切れになります。単3で4本も使うのに…。そのため、光学ファインダーをなるべく使い、モニタは撮影結果確認のみに使用するといった運用になります(まぁ、マクロ撮影でもしない限り、これでもあまり困りませんけど)。
撮影した画像の形式がKDCという特殊な形式なのも問題です。これに対応した画像ローダなどほとんどありません。せいぜいサムズプラスとSUSIE(専用プラグイン必須)くらいでしょうか。まずはJPEGやBMPに変換しないと使えません。