2004年05月15日 00時00分
ハードウェアエンコーディングの製品からコストの安さに釣られて初めてのキャプチャーボードを購入。購入前にどのメーカーがメジャーなのか確認してから購入したものの、この製品だけはカノプスでもハズレのようです。
●安定性
まず、安定性の面でハードウェアとの相性問題がかなり有り、うまく起動すらしない事もあります。そして、付属のドライバ、ソフトウェアも不安定で、すでに数回バージョンアップしていると共に、現在発売中の製品版ドライバ/ソフトウェアとネット上に上がっている最新版のドライバ/ソフトウェアのバージョンが違う上、1ヶ月以上前にリリースされている製品版のソフトの方が新しい(つまりは、先に購入したユーザに対するケアが放置されている)。
ソフトの安定性のためには付属ソフトウェアインストール時にセキュリティ系ソフトのアンインストールが必須であり、これを怠るとまともに起動することができない。
ソフトウェアインストール後も問題で、普段見るだけのオーバーレイ表示機能に問題が有る他、コントロール用のパネルも不安定。
録画する動画は圧縮による劣化とは明らかに違う大型のブロックノイズが画面上を飛び交うと共にブツブツというサウンドノイズが延々と載っているものが多々生成される。
●画質
最大解像度720x480で画面サイズ自体には不満は無いが、ノイズリダクション系の機能は画面が暗く、ボケたように見えるだけで全く役に立たない。
●搭載機能
画質の所でも書いたが、ノイズリダクション系の機能は約にたたない。リモート録画はフェイルセーフがされていなく、先日まで不安定で使えなかった。
●付属ソフト
まず最初にも書いたが、とにかく不安定。そして、対策もいいかげん。さらに、見た目重視なのか、使い辛い。
●コストパフォーマンス
「安かろう悪かろう」の代名詞がよく似合う。
▲見事なまでの失敗作ですね。4月中に最新のパッチが出るというサポート電話の話を真に受けたため、返品可能期間を過ぎてしまった。やられた。
これから購入を検討している人は、しばらく様子を見てから購入するか、他社製を検討した方が良いだろう。