製品情報

IBM

ThinkPad T20

【主なスペック】
【発売日】
2000年05月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2003年11月07日 00時00分
最近T20 (2647-64J)をたまたま購入できたので, レビューします.
64Jは13.3inchのTFTですが, なんら不満も無くむしろ天板の強度が高い気がして気に入っております.
当方は600 (2645-85J), 570 (2644-3AJ)も所有しておりますが, T20のキーボードはハッキリ言ってイマイチです. 600と比較するのは酷ですが, 一応後継機と位置付けられた以上は比較すべきでしょう.

まず, キーボードベースの剛性が違います. バスタブ構造の作り込みが雲泥の差です. また, シャシーへの固定がビス2本とはめ込みだけというヤスイ作りです. その為, 当方はUSキーボードに換装して使用してます. MNB製ですが, EnterとK, Lキーの下辺りに強化用の塩ビ板が貼られていました. JPとはバスタブの深さが違い, ねじれに強くなっている気がしました. また, ウルトラベイ2000にブランクベゼルを入れて使用すると, 右サイドのキーが著しくたわみますので, なにかドライブを入れて使用したほうがいいですね.

液晶は600よりも明るく見やすいです. まぁ, 発売日が違うので一概には比較出来ませんが, ビデオチップも併せて考えても, PCゲームをしない当方にはT20でも600でも十分ですが.

次に匡体の剛性ですが, ほぼ遜色無いです. 重量も大差ないですし, サイズもほぼ同じなので, 600でモバイルできてる方はT20でもいけます. ただ, ウルトラポート辺りのはめ込み強度が若干弱く, そこを強く掴むとパキッといいます. 壊れはしませんが, 不安になるかもしれません.

バッテリに関しては, よくT2xのほうが使用時間が長いと言われますが, それはありません. 当方のバッテリはサイクルカウント104ですが, ハイパフォーマンス設定で3,40分くらいしか持ちません. 要はサイクルカウントで, 同じ程度なら600もT20もたいして変わりないでしょう.

また, トラックポイントの感度が若干異なります. スティックはT20のほうが軽くなっていますが, ボタンのクリック感は600が良いという感じです.

最後に, T2xシリーズは左パームレスト下にHDDとメモリモジュールが配置されているので, 長時間使用するとかなり発熱し, 不快です. 特に5400回転のHDDでは「もんわり」という次元ではなくなります.

そんなT20ですが, 2スピンドルでモバイルを考えている方にはなかなかいいPCだと思います. 600からの移行をお考えの方にはT40のほうがお推めできます. 600からT20へは失望するだけなので, やめたほうがいいと強く思いました. 600XとT20なら600Xを買えば良かったとも思います.

当方はLinuxとWin2kのデュアルブートで使用しておりますが, 600もT20も素直で良いですよ. 600とT20は赤帽7.3でほぼ完璧な動作をしてます.
600はサウンド周りさえ設定しなおせばOKですし, T20は全てバカチョンでOKですね.

長くなりましたが, 参考になれば幸いです.

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