製品情報

EG-MSD310W

エバーグリーン

EG-MSD310W

【主なスペック】
【発売日】
2005年07月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2006年05月28日 21時31分
◎デザイン(★★★)
 結構良いデザインだと思います、ただ周りにラバーが付いており汚れると落ち難いですし使っているとラバー部分か黄ばんできました、白だと汚れが目立ちます 1GBタイプは白しかないので違う色が欲しいところです。

◎コストパフォーマンス(★★★★)
 1GBのメモリー搭載でSDメモリー増設可能、私が確認したのは Team の miniSD 2GB + SDアダプタで動いています、機能として音楽プレーヤー・ラジオ(録音機能有り)・ボイスメモ・USBメモリーとして使用可能・SDカードリーダーライターとして使用可能、これだけのメモリーと機能が入って秋葉原で結構お安く販売されてます(18年5月現在)、コストパフォーマンスとしては抜群でしょう、惜しい所はUSB1.1だと言うところです。

◎使いやすさ(★★)
 起動についてですが「遅い」ですスイッチ押して液晶一杯に 「mp3」って表示するまで約10秒、その「mp3」と表示している時にプレイボタン押すと起動後にプレイが始まります、実際に再生可能になって音が出るまで約26秒かかります、メモリータイプなのに遅すぎる気がします。(FAT32 フォルダ4個 ファイル208個)
 参考:曲ファイル2個時は音が出るまで18秒、2GBのSD増設で曲ファイル4つ時は音が出るまで33秒、2GBのSD増設で曲ファイル520個で80秒です。

 操作殆ど片手で操作出来て簡単ですが、ボタン類が結構軽い力で動くのでポケット等に入れているとボタンが押されて止ったり早送り巻き戻しされる事が有ります、ストップボタンとスティックを両押しにでキーロックになるのですが、それが非常に難しくキーロックに成らずに音楽が止まったりメニューが出てきたりします、コツが必要で手軽にロック出来ないです、録音とキーロックは専用ボタンが欲しいかったですね。

 データの転送は、WinMW・Win2000・WinXPはケーブルを挿すだけで普通の USBフラッシュメモリーやメモリーカードリーダーライターと同じでリムーバブルディスクとして認識されます、事実フラッシュメモリーとして使用する E-MAILソフトが付属していたりします、Win98に関しては無保証・無サポートながら一応はドライバーが添付されています。
 USBを挿すと2つのリムーバブルディスクが出来ます、1つは内部メモリーの 992MB(1,040,863,232バイト)のメモリー、もう一つはSDメモリーカードスロットです、つまりSDカードリーダーライターとして使用できます、ただUSB1.1な所が惜しい所です、曲データは Explorer で転送するだけです、転送された順番に演奏再生されるようです、内臓メモリーの転送スピードはUSB1.1としては普通で790KB/S位出ていますが、やはり 1GB+2GB=3GB を転送するには USB1.1 は厳しいですね。
 購入した状態では FAT16 に成っていてマニュアルにはルートに 512個と言う制限があるって書いてて、なるべくフォルダを作ってデータを格納しましょうとマニュアルに書いています、まぁ〜とりあえずと言う事で最初から 300個ほど転送しようとしたらフリーズしました、何かの制限があるのか原因は全く判りませんが FAT32にフォーマットしなおして転送した所ちゃんと転送できました、転送できなかった原因は不明です、現在は支障なく転送できています。(この辺の安定性に関してはF/Wのレビジョンなどの影響があるかもしれません)

 ルートに有る曲を再生をするとサブフォルダに有るファイルを含めた全てのファイルを再生します、サブフォルダを作って転送したデータはメニューの[ファイルマネージャー]機能で選択再生します、リピートではそのフォルダ内だけを繰り返します。
 ファイルマネージャーでフォルダ内をスクロールすると何の制限か違反をしているのかフリーズしたりファイル名が出なかったりしました、ファイル名を短くしたらファイル名が出ないのが少なくなったような気がします、長いネームは使わないほうが良いでしょう。
 ファイルマネージャーは内臓メモリーしか表示しませんのでSDカードに保存してある曲はフォルダを作って入れても選択できません、内臓メモリのルートに有る曲と同じ扱いになります、そうするとSDメモリに入っている曲を再生しようとすると内臓メモリーのフォルダに入れてある曲も一緒くたに再生されます、SDメモリ増設には不便な所があるようです。

 電池に関しては、アルカリ乾電池推奨(マンガン乾電池、オキシライド乾電池は非推奨)となっていてNi−MH充電池に関しては何も書いていませんが一応使えてます、満タン状態で入れても電池が減っているように表示されますし、終了処理が間に合わずにそのままプレイ位置が保存できずにスパっと切れているようで、それまで聞いていた所からは聞けないようです、今の所 1000mA/h のNi-HM電池を使用し8時間10分くらい動いています。

◎機能性(★★)

 ラジオ機能・・・ラジオはこの手の MP3プレーヤーの例に漏れず感度はいまいちです、千葉県市川市にいるのに、NHK(東京)も東京FMも微かにしが聞こえません、付属じゃないヘッドフォンを付けるとよほど電波が強くないと聞こえなくなります、NHK総合TVもノイズ交じりで聞こえますがNHK(教育TV) は聞こえないです、さすがにすぐ近くにある市川FM はノイズ無く聞こえます。
 周波数を選択する時の移動が遅くスティックを倒し続けても早く移動するとかの機能は無く一定の移動をします、0.1MHzづつで 10MHz移動するのに65秒かかります、ですから端から端まで(76MHz〜108MHzの半分)に移動するのに相当時間がかかります、こまめにカチカチ移動方向に倒すと早いけど疲れます。
 チャンネルは25個登録できるので基本的にチャンネル切り替えで使うのが良いようです、私はWebで調べて関東付近のFMラジオ局の目ぼしいのを25個登録しました・・・殆ど聞こえないけど・・・。
 ラジオを録音する機能も有ります4ビット(ADPCM-WAV)のステレオで録音され、録音レートはボイスレコーダー機能の設定と一緒のようです、録音されたデータは「FM」と言うフォルダがデフォルトで出来てそこに格納されます、聞く時はメニューのファイルマネージャーでフォルダ選択してデータを選択すると聞けます、データは WAVEデータなので Windows の MediaPlayer で再生できます。

 ボイスレコーダー機能・・・ボイスレコーダー機能はこれまた普通のMP3プレーヤーの例に漏れずオマケ的な物でした、マイクの感度はまぁまぁですが録音ボタンなどが無くメニューなので録音開始するのが面倒でボイスレコーダーとして使おうとするのは無理がありそうです。
 原因は不明ですがボイス録音を開始するとフリーズする事があります・・・全く録音始まらず以後操作は全く出来なくなる・・・電池を抜くしか方法がないです、原因は不明で一旦そうなるとボイス録音をしようとすると必ずフリーズいるので使えなくなります、復帰方法は録音失敗した0バイトのボイスデータを削除すると復帰するようです。(この辺りもF/Wか何かの制限によるかは不明です)
 録音されたデータは「VIOCE」と言うフォルダが出来て、そこに格納されます、聞き方はラジオ録音機能と同じです。

◎音質(★★★)

 音は普通でそれなりです・・・ただし付属のヘッドフォンで聞くと低音は無く、しかも高音もしない最低な音がします、付属させる意味が有るのか疑問です、デザインは結構気に入っているのですが使う気にはなれません。
 ヘッドフォンを変えると一応ちゃんと鳴っているなって感じの普通な音です、極低音も一応ちゃんと出ているし高音も伸びてます、コライザー機能は有るのでそれで好きな音質で聞きましょうと言う感じで、昔のMP3プレーヤーみたいに低音などを強調したら音が歪みまくってダメみたいな事はないようです、イコライザーはノーマル(Flat)・クラシック・ポップ・ロック・JAZZ・BASSと有り、わりと極端な設定になっていて各モードで結構変ります。
 このプレーヤーで結構うれしかったのは音量調節の細かさです、私は周りの騒音を消すタイプのヘッドフォンを愛用していますし、普段から大音量で聞くような事はしないので小音量の細かい調節は使い良いです。
 いままで使っていた プレーヤーや他の機器と聴き比べると音の解像度って言うか音のメリハリって言うか・・・が足りないような気がします、しかし聞き比べるとなので単体で使っているのと用途からして特に気にならないのでは無いでしょうか。

結構厳しい評価に成ったと思いますが、読んだ方はコストパフォーマンスを考えて選ぶかどうかを考えるのが良いと思います。

【注意】安定性が、いまいちなのは私が買った製品の「当り」が悪かった可能性も大いに有りますので、その辺のを考慮してください。

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