2002年07月10日 00時00分
信頼性には定評あるメーカーSUPERMICRO社製のマザーだけあって信頼性には全く問題ない。いまさらの感があるSlot2用Xeonマザーではあるが、安くなっているCPUとの組み合わせで使用するには良い選択肢ではある。NTカーネル系のOSでのL2キャッシュ2MBのCPUでの使用ではきびきびとした動作が得られた。
残念ながら、このマザーはSUPERMICRO社でのGXチップセットを使用したマザーボードの中で唯一、CPUが550MHzまでしかサポートされない。おそらくハードウェア上の設計だと思われるが、ほぼ似たような仕様であるS2DG2/U/Eは700MHzまで対応できる。搭載されるSCSIもUltra WIDEである。設計が古いためPCIも64bitスロットは備わっていない。他のシリーズも同様であるが。
以上のような理由から現状で拡張性の必要の無い安定した環境を組むには良い選択肢であろう。ただし、少しでも拡張性が必要であれば同じシリーズのS2DGEをオススメする。
扱い方は使用するメモリ、デバイスなどは事前に動作確認実績があるものを使用したので難しくは無かったが、メモリはやはりRegisteredメモリが望ましいようだ。
コストパフォーマンスはSUPERMIMCRO社のマザーだけあって新品を安価に手に入れることは難しい。古くなっても他社製マザーボードのように価格が下がらないのがネックであろう。