パーソルチャレンジ、精神障害者の職場定着率95%以上のノウハウによる定着支援システム「bloom(ブルーム)」開発、自社運用から開始

パーソルチャレンジ株式会社 2022年09月19日 06時40分
From PR TIMES

~自社で1,000名を超える多様な障害者社員の定着・活躍推進目指す~



総合人材サービスのパーソルグループ傘下で障害者雇用支援事業を手掛けるパーソルチャレンジ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:井上 雅博、以下パーソルチャレンジ)は、障害のある社員の定着支援のためのシステム「bloom(ブルーム)」を開発、2022年8月から当社内で運用を開始しました。bloomの活用によって、定着支援業務の強化と、精神障害をはじめ多様な特性のある社員が安定就業し活躍できる環境づくりを目指します。

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        パーソルチャレンジ 定着支援システム「bloom(ブルーム)」(管理画面)

■背景:精神障害の特性に着目した独自のマネジメント手法で、定着率95%以上を実現
法定雇用率の上昇や社会的潮流の変化により企業の障害者雇用が拡大しています。特に精神障害者は企業への就職件数が前年を10%以上も上回るなど、急増しています(※1)。しかし、精神障害者の職場定着率は50%を下回っており(※2)、企業は採用後の定着・活躍をどのように実現していくかが課題となっています。
パーソルチャレンジはパーソルグループの特例子会社として700名以上(2022年4月現在)の障害のある社員が従事していますが、そのうち約7割以上が精神障害者保健福祉手帳を持つ精神・発達障害のある社員です。当社では精神障害の「不安が大きくなる」という特性に着目した独自のマネジメント手法を開発し、組織として取り組んだ結果、精神障害者の定着率は95%を超えています(※3)。この取り組みは障害者定着・活躍における成功事例として「日本HRチャレンジ大賞」の受賞(※4)をはじめ、各所から高い評価をいただいています。

パーソルチャレンジは今後、1,000名を超える障害者の雇用を目指しています。精神障害をはじめ、多様な特性や能力を持つ障害者社員が安定就業し、活躍できる環境をつくるため、これまで培ったノウハウをもとに、独自の定着支援ツール「bloom(ブルーム)」を開発、2022年8月より利用を開始しました。

※1:厚生労働省「令和3年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況」
※2:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター「障害者の就業状況等に関する調査研究」
※3: 2021年4月1日~2022年4月1日に在籍した精神障害者保健福祉手帳を持つ社員の職場定着率
※4:「第7回 日本HRチャレンジ大賞」(後援:厚生労働省、株式会社東洋経済新報社、株式会社ビジネスパブリッシング、ProFuture株式会社)において奨励賞を受賞

■システム概要: 一人ひとりの状態を一元管理し支援業務を標準化。人員計画策定など経営判断への活用も
bloomはサイボウズ株式会社の業務改善プラットフォーム「Kintone(キントーン)」(※5)を活用して開発しています。就業定着状況を判断するため「体調管理」「生活習慣」「自己コントロール」「業務状況」などを指標として設定し、社員一人ひとりの面談などを通じて確認した数値や情報を一元管理しています。数値は定期的にモニタリングすることで、体調不良などでケアが必要な社員の早期発見や即時対応が可能です。また、システム化によって属人化リスクを回避し、支援業務プロセスを標準化できるため、定着支援業務の質の向上を実現できるほか、人員計画策定などの経営判断にも活用することができます。

※5:Kintone(キントーン)リンク


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            定着支援システム「bloom(ブルーム)」利用者画面
       社員が自身の特性や困りごとなどを入力。定着支援関係者がモニタリングします。

「bloom」開発、運用開始にあたって
パーソルチャレンジ株式会社 エンプロイメント・イノベーション本部
企画推進部 人財開発グループ マネジャー 瀬川 由美(せがわ ゆみ)

定着支援システム「bloom」は、はたらく上での体調や状態を適切に把握し、適切な対応・サポートを行うことで、長期継続就業を実現していくことを目的に開発しました。
「bloom」という名称は社内公募で決め、パーソルチャレンジの定着支援が目指す未来が込められています。当社の定着支援の定義とは、「自律×他律→合律(より良い律)」による支援を組織で取組んでいくことです。「bloom」には「つぼみから開花し花開く(bloom)」から「なりたい自分へ成る」という想いと、花は、日光・水・気温・土壌と「いくつかのものが調和して花開く(bloom)」ため、「個人と会社、ひいては外部機関がうまく調和し一人ひとりが花開く場所となる」という想いを込められています。

パーソルチャレンジでは、「制約」を抱えながらも仕事を通して自分の為の努力を諦めないで取組み続けることと「組織」の協働によって、誰もがしなやかに変化し、その変化を受容れ成長し続ける組織を目指していきたいと思います。

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■パーソルチャレンジ株式会社について<リンク
パーソルグループの特例子会社として、2014年10月の設立以来、障害のある方への個人向けサービスとして、国内最大級の求人・登録者数を持つ就職・転職支援サービス「dodaチャレンジ」、就労移行支援事業所「ミラトレ」「Neuro Dive」、法人向けサービスとして、障害者雇用に関する多種多様な課題にお応えする「障害者雇用コンサルティングサービス」を展開しています。障害者採用の成功ではなく、定着までを考えた“障害者雇用の成功”を目指し、障害者の自立および成長を幅広く支援しています。

■「PERSOL(パーソル)」について<リンク
 パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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