無線LAN管理をシンプルに実現し、Wi-Fi 6による高速通信に対応したエントリーモデル ヤマハ 無線LANアクセスポイント『WLX222』

初めてのWi-Fi導入やWi-Fi 5からWi-Fi 6への移行に最適、2022年10月発売

ヤマハ株式会社は、無線LANアクセスポイントの新製品として、Wi-Fi 6対応のエントリーモデル『WLX222』を10月に発売します。



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近年、企業で扱うコンテンツの大容量化やコミュニケーションツールの高機能化などが通信帯域を圧迫していることに伴い、無線LAN環境の高速化のために、無線スループットが1ギガビットを超える「Wi-Fi 6対応無線LANアクセスポイント」のニーズが拡大しています。

今回発売する『WLX222』は、Wi-Fi 6に対応した無線LANアクセスポイントのエントリーモデルです。無線全体のスループットは1ギガビットを越える最大1,775Mbps(理論値)で、この通信性能を最大限に発揮するため、有線LANには2.5ギガビットポートを搭載しました。また、Wi-Fi 6に採用されている技術「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により帯域を効率的に使用することで、多数の端末を接続する際にも快適な通信を提供します。PoE受電はIEEE802.3afに対応し、Wi-Fi 5対応の無線LANアクセスポイントとの組み合わせで主流のIEEE802.3af対応PoEスイッチを、無線LANアクセスポイントのWi-Fi 6移行後も継続して使うことができます。

また、本体内蔵コントローラーによるオンプレミス型の管理「クラスター管理機能」に対応し、機器の交換や追加の際も、LANに接続して電源を入れるだけで設定が完了するため、無線LANの運用管理を容易にします。さらに、同機能に対応する「WLX212」や「WLX413」と組み合わせた複数台を一括管理できるので、Wi-Fi 5からWi-Fi 6への段階的移行や設置環境に合わせた柔軟な無線LAN環境の構築が可能です。

加えて、独自のクラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」にも対応し、複数拠点の無線LANの一括管理も行えます。

<概要>


より多くの端末に高速で安定した無線環境を提供可能
Wi-Fi 6へのスムーズな移行が可能
「WLXシリーズ」の特長“シンプルな無線LAN管理”を継承


品名:無線LANアクセスポイント
品番:WLX222
色:(W)ホワイト/(B)ブラック
希望小売価格(税込):59,400円(税抜 54,000円)
発売時期:10月
◎販売計画:30,000台/年

<関連オプション>
品名/品番/希望小売価格(税込)/発売時期
電源アダプター/YPS-12HT/6,050円(税抜5,500円)/発売中
PoEインジェクター/YPS-PoE-AT/19,800円(税抜 18,000円)/発売中
RJ-45コンソールケーブル/YRC-RJ45C/5,830円(税抜 5,300円)/発売中
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<詳細情報>
『WLX222』製品サイト:リンク
技術資料:リンク
ホワイトペーパー:リンク

<主な特長>
1.より多くの端末に高速で快適な無線環境を提供
『WLX222』は、Wi-Fi 6に対応しており、5GHz帯では1,201Mbps(理論値)、2.4GHz帯では574Mbps(理論値)、無線全体で最大1,775Mbps(理論値)のスループットを実現します。従来機種であるWi-Fi 5対応の「WLX212」と比べて約1.8倍(理論値)の高速通信が可能なので、より多くの端末に高速な通信環境を提供できます。また、有線LANは2.5ギガビットポートを搭載しています。例えば、2.5ギガビット対応のスマートL2 PoEスイッチ「SWX2221P-10NT」や、2.5ギガビット対応のPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」とセットで導入することで、1ギガビットを超えるWi-Fi 6の性能を最大限に発揮します。
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『WLX222』は、効率的な帯域活用を可能にするWi-Fi 6の機能「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により、Wi-Fi 5と比べて多数端末接続時も快適な通信を提供します。従来の「OFDM(直交周波数分割多重)」では、1つの通信時間単位内では1台の端末しか通信できませんでしたが、「OFDMA」では、1台で占有していた帯域を分割して各端末に割り当てることにより、順番待ちが発生しにくくなることで、多数端末同時接続時に安定した通信を可能にするとともに、通信の低遅延化も実現します。また『WLX222』では、最大140台の端末の接続が可能で、従来機種であるWi-Fi 5対応の「WLX212」と比べより多くの端末を接続できます。
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2.Wi-Fi 6へのスムーズな移行が可能
『WLX222』は、「WLX212」や「WLX413」と同様にオンプレミス型の管理「クラスター管理機能」に対応し、同じレイヤー2のネットワークに接続されている、「WLX212」と「WLX413」を含む複数台のヤマハ無線LANアクセスポイントを本体内蔵の「仮想コントローラー」により簡単に一元管理することができます。そのため、Wi-Fi 5からWi-Fi 6への段階的移行作業や、設置環境に合わせた柔軟な無線LAN環境の構築を簡単に実現します。また、無線LANアクセスポイントを追加・交換したい場合は、導入する機器を同じレイヤー2のネットワークに接続するだけで、他の機器と共通の設定が「仮想コントローラー」から自動的に同期されるので、簡単に無線エリアの拡張や機器交換が行えます。さらに、無線チャンネルやSSIDなどを個別に設定したいケースでも、事前に「仮想コントローラー」へ設定を入力しておくと、無線LANアクセスポイントの追加時に自動的に設定が同期されます。この機能により、設定作業と設置作業を別々のタイミングで実施でき、柔軟なネットワーク運用を実現します。

※「WLX402」や「WLX313」などに搭載されている「無線LANコントローラー機能」との互換性はありません。
また、「クラスター管理機能」で管理可能な機種は『WLX222』と「WLX413」と「WLX212」です。
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『WLX222』は、PoE(IEEE802.3af準拠)で動作します。Wi-Fi 5対応のアクセスポイントで主流だったIEEE802.3af対応のPoEスイッチをそのままお使いいただけるため、Wi-Fi 5からの移行作業も、本製品に置き換えるだけでスムーズに移行できます。また、『WLX222』は、天井や壁かけ設置のためのマウントパネルを同梱しています。このマウントパネルは「WLX212」と共通部品であるため「WLX212」から置き換える場合は既設のマウントパネルを交換する必要なくそのままご使用いただけます。

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3.「WLXシリーズ」の特長“シンプルな無線LAN管理”を継承
『WLX222』は、「WLXシリーズ」で培ってきた多くの好評な機能を継承し“シンプルな無線LAN管理”を実現します。

トラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能」を搭載
『WLX222』は、無線環境を学習し最適化することでトラブルを未然に防ぐ「Radio Optimization機能(以下、RO機能)」(特許出願済み)を搭載しています。「RO機能」は、無線LANアクセスポイント本体が周辺の無線環境をモニタリングしながら、ネットワーク管理者が想定する無線LANの利用イメージに近づくように、設定を無線環境に合わせて動的に変更し最適化する機能です。設定の最適化においては、当社がこれまでのお客様サポート業務で蓄積したトラブルシュートノウハウを判断基準の一部として利用しています。

近年、業務における無線LAN環境の拡大とともに、「通信が途切れる」や「通信が遅い」などのトラブルが増加しています。このようなトラブルを解消するために、高度な専門知識を持つネットワークエンジニアが必要とされ、対応にも多くの時間を費やしていましたが、「RO機能」を使用することで、トラブルを未然に防ぎながら、高品質な無線LAN環境を構築・保持することができます。また、トラブル解消時に高度な専門知識を必要としないため、無線LANの運用管理にかかる人的・時間的コストの削減にもつながります。
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YNO(Yamaha Network Organizer)で統合管理を実現
『WLX222』は、クラウド型のネットワーク統合管理サービス「YNO(Yamaha Network Organizer)」に対応し、ネットワーク上にある『WLX222』と「WLX413」と「WLX212」の設定や監視、ファームウェアアップグレード、接続端末の監視など、遠隔からの一括管理を実現します。最大1年間無償で使える「YNO」のライセンスが付属しているので、追加の費用なしで「YNO」を利用可能です。

※「YNOライセンス」の購入で、2年目以降も継続して利用できます。また、初年度より複数年度のライセンス購入も可能です。「YNO」で管理する無線LANアクセスポイントは、1台につき1ライセンスが必要です。
「YNO」製品情報:リンク
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障害解析に役立つ無線LANの「見える化」機能を搭載
『WLX222』は、クラウドとオンプレミスの両方で「無線LAN見える化ツール」が利用可能です。「見える化」機能では周辺の無線LANアクセスポイントの無線状態や接続端末の情報などをグラフィカルに表示します。また、検出した値をヤマハが独自に策定した基準で評価し、その結果を分かりやすく色別に表示します。これにより、常に変化する無線LANの状態を視覚的に把握することができます。さらに「見える化」機能には、検出した値が一定値を越えるとその時の無線LANの状態を自動保存するスナップショット機能があるため、“通信が遅い”“つながらない”といった障害発生時の状態を後日確認することができ、これまで難しかった無線LANのトラブルシューティングにも役立ちます。
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内蔵RADIUSサーバーを搭載
『WLX222』は、RADIUSサーバーを搭載し、最大1000件の端末をWPA/WPA2/WPA3エンタープライズ認証*が可能です。加えて認証局も搭載し、EAP-TLS認証で使用する証明書を発行することで、本機単体で高度なセキュリティーシステムを構成します。また無線端末の認証だけでなく、ヤマハの各種スイッチのポート認証にも対応しています。

※EAP-PEAP(MSCHAPv2)、EAP-TLS、MACアドレス/接続SSID制限対応
※YNOを使用している場合、EAP-TLSはご利用になれません。
※外部RADIUSサーバーにも対応し、IEEE 8021Xで定義される各種のEAP認証方式が利用可能です。

4.さまざまな設置環境に対応
『WLX222』は動作環境50℃に対応しており、50℃の環境でも通信速度等の性能が低下しません。学校や店舗、工場などの高温になりやすい場所でもフル性能でお使いいただけます。また、付属のマウントパネルは、壁や天井への設置だけでなく、スタンド(同梱)を取付ければ卓上にも置くことができます。その際、内蔵アンテナの指向性あり/なしを選択することで、電波を飛ばす方向を切り替えることも可能です。さらに、白と黒の2種類の本体カラーを用意し、設置環境の意匠に合わせて選択することができます。
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5.LAN、WANのギガ越えの第一歩をALLヤマハで実現
ヤマハは、初めてのWi-Fi 6の導入に最適な『WLX222』以外にも、これらの通信をボトルネックなく上位に転送するPoEスイッチ「SWX2221P-10NT」やPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」、LAN側とWAN側両方のギガ越えを実現する10ギガアクセスVPNルーター「RTX1300」など、LAN、WANのギガ越えの第一歩に最適なラインアップが揃っています。またこれらの製品を組み合わせることで、「LANマップ機能」を用いたネットワーク機器の統合管理や、『WLX222』の内蔵RADIUSサーバーとの連携、「LLDP自動設定機能」を用いた設定・管理の省力化などを実現でき、運用管理の省力化を実現します。

10ギガアクセスVPNルーター「RTX1300」は、ヤマハルーターとして初めて10ギガビット対応ポートを2個搭載し、LAN側およびWAN側両方の高速化を実現します。また、「LANマップ」機能を搭載し、LAN内のネットワーク構成を分かりやすく表示することで、ネットワーク管理者の管理、運用の負担を軽減します。スマートL2 PoEスイッチ「SWX2221P-10NT」は、2.5ギガビットに対応したPoEポートを8個搭載しているため、最大8台の『WLX222』をフル性能でお使いいただけます。さらに、アップリンクポートとして10ギガビット対応のポートを利用することで、複数の2.5ギガビット通信をボトルネックなく上位のネットワーク機器へ転送します。また、IEEE802.1X認証に対応した「SWX2221P-10NT」は、強固なネットワークセキュリティーを実現するだけでなく、「LLDP自動設定機能」を使用することで、RADIUSサーバーと認証局を内蔵している『WLX222』と接続するだけでRADIUSサーバー情報を自動的に登録することができ、複雑なセキュリティー設定を簡単に行えます。IEEE 802.3at/afに準拠したPoEインジェクター「YPS-PoE-AT」は、2.5ギガビットに対応し、『WLX222』をフル性能でお使いいただけます。そのため、『WLX222』を1台だけ導入するシーンに最適です。

<ソリューション(小規模ネットワークの高速化)>

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ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
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※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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