2022年7月のウイルスレビュー

Dr.Webの統計によると、2022年7月に検出された脅威の合計数には前月と比較して11.04%の減少が認められました。一方、ユニークな脅威の数は16.74%増加しています。検出された脅威の多くをアドウェアが占めていました。メールトラフィック内では、悪意のあるスクリプトや、Microsoft Officeソフトウェアの脆弱性を悪用するプログラムが引き続き最も多く検出されています。

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7月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられた、ランサムウェアによって暗号化されたファイルの復号化リクエスト数は前月と比較して1.81%増加しています。最も多く拡散された暗号化ランサムウェアは引き続き Trojan.Encoder.26996 となっており、リクエスト全体の28.65%を占めていました。

最も多く検出されたAndroid向け脅威は Android.HiddenAds ファミリーに属するアドウェア型トロイの木馬、ならびに他のアプリの通知から情報を盗むよう設計されたトロイの木馬 Android.Spy.4498 となっています。そのほか、7月には複数のスマートフォン機種のファームウェア内でマルウェアが発見されました。これらのマルウェアはメッセージングアプリWhatsAppやWhatsApp Businessに対する攻撃に使用されています。

7月の主な傾向

検出された脅威の合計数が減少
アドウェアが依然として最もアクティブな脅威の一つとなる
ランサムウェアに暗号化されたファイルの復号化リクエスト数が増加

詳細は以下をご覧ください。
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