博報堂、発話データを収集するウェアラブルデバイス「ELI」をアップデートし、データを活用するプラットフォームとして新たに開発

「語学学習」「ヘルスケア」「営業支援」の領域でβテスト版の実証実験を開始

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、自分の普段の会話を解析し最適な英会話を学べるウェアラブルデバイス「ELI」をアップデートし、蓄積された発話データを多様なサービスで活用するためのプラットフォームとして新たに開発、このたびそのβテスト版をリリースしました。「語学学習」「ヘルスケア」「営業支援」の領域で実証実験を開始いたします。



人の会話には言葉の使い方や意味に加え、声のトーンにあらわれる感情やストレスの度合いなど多くの情報が含まれていますが、近年の自然言語処理技術や音声解析技術の向上に伴い、そのような発話データの活用の可能性に注目が集まっています。特にオンラインでの会議や通話などのデータを解析するサービスが登場し普及が進んでいますが、一方でリアルな場での発話データについては、環境音や周囲の人の音声などの雑音も拾ってしまうことから、音声認識精度の低下や、プライバシーへの配慮、セキュリティの担保など様々な課題があり、これまで活用が進んでいませんでした。また、データ処理・分析の工程が、非常に煩雑で手間がかかるという問題もありました。

それらの課題を解決するため、2017年に発表した「ELI」をこのたびアップデートし、発話データを様々な領域で活用するためのプラットフォームとして新たに開発しました。普段の会話を記録し解析することで、学習や仕事の効率化を図ったり、メンタルコンディションの変化を計測するなど、心や脳の健康状態をモニタリングすることが可能になります。

新たな「ELI」では、リアルな場での会話の記録を念頭においた音声認識のチューニング、デバイス装着者以外の音声を記録しないようにするデータ処理、デバイス内でのデータの暗号化などを実現。また、デバイスを充電器を兼ねたドックに差し込むだけで、データ転送から解析までをワンストップで行えるよう設計し、データ解析にかかる手間やコストを最小限に抑えました。
[画像1: リンク ]


発話データには膨大な情報が含まれており様々な領域での活用が期待されますが、「ELI」ではまず「語学学習」「ヘルスケア」「営業支援」という3つの領域での活用を目指して、各領域で一緒に取り組むパートナー企業を募り実証実験を進めていきます。また上記以外の領域での活用についても、引き続き検討を進めてまいります。

博報堂は、ELIのさらなる機能向上と技術検証を進め、発話データの活用を通じて生活者や企業、社会に貢献してまいります。

■「ELI」Webサイト
リンク

■「ELI」プラットフォーム

[画像2: リンク ]


■「ELI」の利用イメージ

[画像3: リンク ]

▼博報堂ニュースリリースページ
リンク


プレスリリース提供:PR TIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]