業務用4Kディスプレイ「DP-V1830」向けファームウエアを提供 放送局や映像制作現場で効率的に4K/HDR映像確認が可能

キヤノンは、18型業務用4Kディスプレイ「DP-V1830」(2022年2月発売)向けに、無償ファームウエアおよび有償アップグレードの提供を2022年7月上旬に開始します。新たな機能の追加・拡充が可能で、効率的な4K/HDR映像確認を実現します。



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キヤノンの業務用4Kディスプレイ「DP-V1830」は、黒表現・広色域・広視野角性能を強化させ、各種HDR規格基準(※1)を満たした業務用18型4K/HDRディスプレイです。今回のファームウエアおよびアップグレードでは、映像信号確認用の波形モニターや色度図表示などの機能拡充のほか、複数映像のマルチ画面表示や出力信号のスイッチアウト機能等を追加します。「DP-V1830」が有する4K高画質性能に加え、映像確認の利便性を高める機能を強化することで、中継車・副調整室等の放送の現場や、映画・ドラマ等の映像制作において、さらなる映像品質向上と作業効率改善に貢献します。

■ ディスプレイ1台で視覚的かつ効率的な信号・映像確認が可能(無償ファームウエア)
映像のYRGB信号レベルを波形モニター上に同時表示する「パレード表示」や、映像の全画素の色情報を色度図上に表示する「色度図表示」の追加により、映像信号レベルのバランスや映像全体が想定色域範囲内にあるかを視覚的に一目で確認可能になります。また、SDI端子とHDMI端子からの映像を同時表示できる「SDI/HDMI混在表示(※2)」、2画面/4画面表示時(※2)の各画面の「個別画質設定」、波形モニターや色度図などを映像上に重ねずに表示可能な「マルチ情報表示」等の機能を追加します。これらの機能を活用することで、個別の信号変換器や別ディスプレイ等の機材を削減でき、コンパクトな撮影体制で効率的な映像制作が可能になります。

■ 任意の入力映像を選択・出力できるスイッチアウト機能(有償アップグレード)
ディスプレイ本体背面に搭載の機能拡張用「MULTIFUNC.SDI OUT」端子を有効化しスイッチアウト機能を追加します。これにより、SDI入力端子からの4K/60Pを含む映像(最大4映像)のうち、任意の映像を本端子から出力可能になるため、副調整室や中継車などで個別のスイッチャーを使用することなく計測器や別ディスプレイに映像を出力することができます。


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※1 「EBU TECH3320 USER REQUIREMENTS FOR VIDEO MONITORS IN TELEVISION PRODUCTION Version4.1」および「Dolby Vision Certified Mastering Facilities Colorgrading Systems and Monitors V1.4」に基づき当社試験条件で測定。
※2 入力映像の解像度やフレームレート、伝送方式などによる表示制約あり。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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