統合型アクセラレータープログラム「TRIBUS 2021」の成果発表会を開催

社内外のリソースを活用し合い、共創イノベーションを加速

株式会社リコーは、社内起業家とスタートアップ企業の成長を支援し、事業共創を目指す社内外統合型のアクセラレータープログラム「TRIBUS(トライバス) 2021」の成果発表会「TRIBUS Investors Day」を2月17日に開催しました。



3回目となる「TRIBUS Investors Day」では、2021年10 月の統合ピッチコンテストを通過した社内起業家5チームとスタートアップ企業6社が、新サービスの発表やプロトタイプによる実証実験など、事業の進捗状況や今後の展開について成果発表を行いました。
今年度は「外部審査員特別賞」を新設し、「TRIBUS 2021」の社内ピッチコンテストと統合ピッチコンテストで審査員を務めた社外有識者7名が、最も高く評価する企業・チームをそれぞれ選出しました。また、「TRIBUS企業賞」には東急グループの「東急アライアンスプラットフォーム」の担当者が特に注目したスタートアップ企業1社が選ばれ、同社との面談の機会を獲得しました。「TRIBUS社内起業賞」には社内審査員および社外投資家の審査により社内起業家2チームが選ばれ、来年度から専任として自由裁量権を持った活動が認められました。


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本プログラムは、リコーグループ社員であれば誰でも応募できる社内起業家プログラムと、スタートアップからの応募を募るプログラムを統合した形で運用する、統合型アクセラレータープログラムです。本年度は、「不可逆な世界でこれからの選択肢をつくる」をテーマに、はたらく人の創造力を支える新しい時代のビジネスアイデアを広く募集し、社内からは78件、社外からは117件の応募がありました。

今年度のアクセラレーター期間中、新たに設置したスケーラー型支援(対象の事業部門による規模拡大などを目指した支援)を受けたスタートアップ企業は、リコーグループと共同でPoC(Proof of Concept:概念実証)等を実施しました。また、社内起業家チームは、メンターとしてGOB Incubation Partnerの山口 高弘氏とtsugの久下 玄氏から支援を受け、提案したビジネスプランのブラッシュアップや、実現に向けた活動を行いました。

リコーは、4年目となる来年度も「TRIBUS 2022」として本プログラムを継続します。リコーの創業者である市村清は、理化学研究所から生まれたベンチャー企業として理研感光紙株式会社(現:株式会社リコー)を創業し、その後も世の中にイノベーションをもたらす製品やサービスを数多く生み出しました。その創業の精神に立ち返り、チャレンジする人の支援・育成、新規事業の創出を促進する文化のさらなる醸成を目指します。

【「TRIBUS 2021」参加企業・チームの概要】

スタートアップ企業

株式会社APTO(代表者:高品 良)
「AI開発で最も労力がかかるデータ作成を、『安く』『早く』『大量に』『高品質に』行えるサービス」
SV事業のバーチャルツアーサービス「RICOH360 Tours」におけるAI機能拡充のため、アノテーションプラットフォーム「harBest(ハーベスト)」の利用を開始。他サービスに向けて水平展開を目指す。

株式会社CALCU(代表者:金子 隆耶)
「次世代ダストボックス『CALCU』食品廃棄の削減・最適化により、事業利益の最大化をはかるIoTシステム」
リコーグループ顧客先での検証候補抽出。リコー内の社員食堂運営企業とのマッチングを検討。

[東急アライアンスプラットフォーム賞]
株式会社クリエ・ジャパン(代表者:上田 怜史)[スケーラー募集領域6(注1)]
「さまざまなデータを元に1人ひとりに最適化した動画を自動で生成する動画DXサービス『PRISM』」
リコージャパン顧客の印刷業界企業に向けたメニュー化、販売支援の具体的提案が3社で進行中。サイネージ事業で流通小売業向けを中心に活用を検討。新規コンテンツ開発におけるコストダウンと自動化を検討。リコージャパンの営業活動において、多様な商品とのマッチングおよびセールス支援を目的に動画活用を継続検討。

株式会社JDSC(代表者:加藤 エルテス 聡志)[スケーラー募集領域3(注2)]
「電力等のデータ×AIで、日常生活をしながらフレイル状態を検知し、高齢者の健康寿命延伸に挑戦」
インフラデータ等を用いたMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)早期検知とトラッキングのビジネスモデル検討、協業会社との提携を推進。リコージャパンと共同で自治体ヒアリングおよびカスタマー調査を実施中。

[ANOBAKA賞・藤田ファンド賞]
株式会社スマートショッピング(代表者:志賀 隆之)[スケーラー募集領域6(注1)]
「IoT重量計『スマートマット』を活用した在庫管理・発注自動化ソリューション」
スマートマットクラウドの販売代理店を介した販路拡大に向けた準備。リコーグループ内での自社利用を検討。

[LEO賞]
株式会社ユニフィニティー(代表者:曽良 俊介)
「現場を便利にするアプリを簡単に作成する業務用モバイルアプリのノーコード開発プラットフォーム」
自動生成ツールの構築およびリリースを実施。リコーグループ内6部署との連携により、85件のリードを獲得、アプリ申込み6件。全国展開を見据え、リコージャパンおよび開発パートナーとの座組を構築中。


注1 スケーラー募集領域6:リアル×デジタル融合型の企業向けマーケティングサービス
注2 スケーラー募集領域3:認知機能の見える化と適切な介入で認知症の「未病*3」を改善する社会を実現
注3 未病:神奈川県が提唱する概念で、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す。


◎社内起業家チーム

「TRIBUS社内企業賞」受賞チーム

[IDATEN Ventures賞]
リコーテクノロジーズ株式会社 小関 和宏
「水中カメラアクセサリー」
特許・意匠出願を完了。モニター会など市場の受容調査を実施。4つの水族館、2つの水産試験場から360°水中映像の可能性に大きな関心。

[ゼロワンブースター賞]
リコーITソリューションズ株式会社 鴻上 和彦
「オンライン商談をAIで支援」
オンライン商談をAIアシスタントでリアルタイムに可視化・支援するサービスの機能限定クローズドβ版を開発・リリースし、お客様4社が利用中。アライアンスパートナーとして営業教育会社、クラウド型営業支援関連サービス事業者への協業提案。

「外部審査員特別賞」受賞チーム
[Spiral Innovation Partners賞]リコージャパン株式会社 黒岩 英四郎 「緑化による環境改善」
[みらい創造機構賞]株式会社リコー 松永 一紀 「スポーツ動画の活用に関するソリューション」


「外部審査員特別賞」を贈った社外審査員(氏名五十音順)


株式会社LEO 代表取締役CEO 粟生 万琴 氏
IDATEN Ventures  代表パートナー 足立 健太 氏
Spiral Innovation Partners LLP 代表パートナー 岡 洋 氏
株式会社みらい創造機構 取締役/共同創業者 金子 大介 氏
株式会社ゼロワンブースター 共同代表 合田 ジョージ 氏
株式会社ANOBAKA パートナー 萩谷 聡 氏
株式会社サイバーエージェント 投資戦略本部 藤田ファンド担当 坡山 里帆 氏


■関連情報
「TRIBUS」Webサイト
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| リコーグループについて |
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imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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