マクニカ、慶應義塾へMpression Cyber Security ServiceTM スレットハンティング&インシデントレスポンスサービスを提供

~セキュリティ対策の管理が困難だった教員や学生端末をリモートで脅威ハンティング可能に~

半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)ネットワークス カンパニー※1は、この度、学校法人慶應義塾(以下慶應義塾、所在地:東京都港区、塾長 伊藤 公平)に、Mpression Cyber Security ServiceTM スレットハンティング&インシデントレスポンスサービスを提供したことを発表いたします。

慶應義塾では、昨今の巧妙なサイバー攻撃の対策として、万が一の際に脅威を迅速に特定し被害を最小限に食い止めることができる施策が必要と考えていました。しかし大学特有の課題として、自治・自立が優先され、教授や研究者の端末に対してセキュリティ対策の導入実態や定義ファイルの状況を中央集権的に管理することは実質不可能というものがありました。学生はBYODを利用するのは当たり前であり、ゲスト研究者が自前の機器で学内ネットワークに接続するケースも多くセキュリティリスクがあります。また、研究室がルーターなどNAT(Network Address Translation=IPアドレス変換)を独自に導入していると、その配下の状況が把握できず、ネットワークセキュリティ検知後の端末特定が困難という課題もありました。さらに、CSIRTや一部ITCスタッフにセキュリティ知見が集約され、調査スキルを持つ人が限られるという属人化の問題もありました。

マクニカが提供するスレットハンティング&インシデントレスポンスサービスは、標的型攻撃のインシデント対応で豊富な実績を持つTeamT5社の脅威ハンティングツール「Threat Sonar」を活用し、ユーザーが必要なときに調査を実施し、弊社独自のインテリジェンスを通じて脅威の分析や対応をサポートするものです。慶應義塾は本サービスを導入することによって下記3点を実現することができました。

①エージェントをインストールすることが困難な教員や学生のエンドポイントのふるまいを可視化
exeファイルを実行するだけで調査ができるため、大学が配布するエージェント型ウイルス対策製品のインストールが難しい教員やBYODの学生端末の調査が可能に。

②NAT配下の状況把握
ネットワークセキュリティ装置が怪しい通信を検知した際、配下のPC全台の調査が可能に。

③脅威ハンティングをリモートで実施可能
各キャンバスのITCスタッフの対応は、ThreatSonarを各研究室に配布し、exeファイルを調査対象の端末で実行してもらうだけ。端末のスキャン結果はクラウドに集約されるため、人を派遣せずとも技術に詳しいCSIRTチームがリモートで対応可能に。

慶應義塾ではEDRで事務方の環境をカバーし、本サービスで3,500人の教員と3万人の学生、ゲスト研究者などをカバーすることで、コストを抑えながらセキュリティを担保することができるようになりました。リモートワークやWEBでの授業にも対応できています。また、マクニカからの誤検知の判断の連絡により余計な調査をする手間が省け、必要に応じたアラートの精査や、脅威への対応方法や封じ込めについてのアドバイスは安心感があるといいます。

マクニカでは、2013年にセキュリティ研究センターを設立し、日本の組織を狙う脅威を日々解析しています。今後も、これまで得てきた知見をサービスへ活用することで、日本企業のサイバー攻撃の被害を減らし、微力ながらも日本経済の発展に寄与できるよう努めてまいります。

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<製品に関するお問い合わせ先>
株式会社マクニカ セキュリティサービス担当
TEL: 045-476-2010  E-mail:sec-service@macnica.co.jp


※1 株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
ネットワークス カンパニーは、豊富な経験や研究により培ってきたインテリジェンスを元に、セキュリティやネットワークインフラ、AI、DXなど、製品の導入から運用・サポートに至るまでを支援します。特にセキュリティにおいては、セキュリティ研究センターを中心に日本の組織を狙う脅威を日々解析しており、豊富な知見を活かしてお客様のセキュリティ対策を支援しています。
 なお、マクニカネットワークス株式会社は、2021年10月1日、親会社である株式会社マクニカに統合されました。マクニカでは社内カンパニー制を導入しており、今後はそのうちの1カンパニー、ネットワークス カンパニーとして継続して活動してまいります。

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

【株式会社マクニカについて】
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト( リンク )をご覧ください。

<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社マクニカ  リンク
コーポレートマーケティング統括部 広報室 宮原、磯崎 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル

このプレスリリースの付帯情報

スレットハンティング&インシデントレスポンスサービス 対応範囲

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