岡山大学、アカマイのETPでセキュリティを強化

学生・教職員、合計約2万2000人の端末をサイバー攻撃から保護 マルウェア、ランサムウェア感染と標的型攻撃への対策強化を短期間で実現

アカマイ・テクノロジーズ合同会社(本社:東京都中央区、職務執行者社長:山野修、以下「アカマイ」)は、国立大学法人 岡山大学(岡山県岡山市、学長:槇野 博史、以下「岡山大学」)がアカマイのセキュアWebゲートウェイソリューション「Enterprise Threat Protector (ETP)」を採用した結果、リモートアクセスのセキュリティ強化と利便性の向上を同時に実現したことを発表しました。
国立大学法人 岡山大学:リンク



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岡山大学は、1949年に設立され、文部科学省が全国の大学・研究機関から選定する研究大学強化促進事業選定機関のひとつになっています。海外の大学との連携などを通じた国際化を推進し、世界レベルの教育・研究を行うスーパーグローバル大学としても知られています。

同大学では、学外とのネットワーク上の境界には次世代型ファイアウォールを設置し、学内に設置したサーバーに対してもクラウドおよびオンプレミスのアプライアンスを利用した二重の脅威検出を行うなど、多重防御環境で外部からの侵入を防御していました。しかし、新型コロナウイルス感染症対策に伴う学生と教職員の遠隔化により、これまでのセキュリティ対策では不十分になったと感じていました。特に先端技術などの機密情報を狙う標的型攻撃に危機感を募らせていました。

岡山大学では、インターネット上で攻撃者の遠隔操作を担うC2(Command & Control)サーバーへの通信をいち早く検出・遮断することが、被害を最小限に抑えるために重要と考えました。そこで、セキュリティ対策の導入を検討し、コスト面の優位性と、PoC (Proof of Concept=概念実証)を通じて効果を確認できていたことから、アカマイのETPが選定されました。結果的に、既存環境を大きく変えることなく短期間で学生約1万6,000人と、教職員(非常勤を含む)約6,000人の端末についてサイバー攻撃対策を実現しました。導入後、同大学ではフィッシングサイトへのアクセスを疑う警告件数がかなり減少したことを実感しています。

ETPが評価されている点:
● 脅威情報の充実
 ⮚ アカマイがフィッシング対策協議会のメンバーになったことで、国内のフィッシングサイト情報をETPに取り込むことが可能となり、日本固有のフィッシング攻撃に対してもブロック機能の強化が期待できる。
● スムーズかつ短期間での導入
 ⮚ 2018年の段階でPoC で効果を確認できていたことで、実際の作業はETPと学内のDNSキャッシュサーバーの向け先をETPに設定する程度だったため、短期間での導入が実現できた。
 ⮚ 迅速かつ利用者に影響を与えずに、既存環境を大きく変えることなくセキュリティを向上することができた。

情報統括センター 岡山大学CSIRT責任者 准教授 河野 圭太氏は、「ETP導入後にフィッシングサイトへのアクセスが警報される件数の減少を感じています。既知の脅威についてはブロック、不審な通信については監視で運用していますが、誤検知の報告を受けることもほとんどありません。扱う警報件数が減ったことにより、その調査にかける対応コストも減少して助かっています。」と語っています。

さらに、同大学の情報統括センター センター長 教授 村上 昌己氏は「ユーザーが増えれば攻撃や脅威に関する情報が蓄積され、多くの大学にとってより有効な防御策となり得ると考えています。国内の大学は、いずれも予算的に厳しいなかでセキュリティ対策の向上を求めています。ETPほかコスト的に導入しやすいセキュリティソリューションを、日本全国の大学へ拡めていただくことをアカマイには期待しています」とコメントしています。

アカマイ 社長の山野修は、「次世代のリーダーを育成する国立大学法人 岡山大学様にETPを採用いただいたことを大変嬉しく思います。サイバー攻撃の脅威は日々進化、複雑化しています。アカマイのセキュリティソリューションは、脅威からお客様を保護するだけでなく、運用面での改善効率化など包括的に貢献できると考えています。インターネットの安全、スピード、信頼性を支えるアカマイのソリューションは、ますます重要な役割を担うことになるでしょう。アカマイは、より速く、より安全かつ安定したインターネットソリューションを提供することにより、なお一層お客様に貢献してまいります」と語っています。

Enterprise Threat Protector 製品概要
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アカマイ について:
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成される Akamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365日/24時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドがAkamai を信頼する理由について、<www.akamai.com/jp/ja/>、<blogs.akamai.com/jp/>およびTwitterの@Akamai_jpでご紹介しています。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社について:
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Tom Leighton)が100%出資する日本法人です。アカマイは、ウェブサイト/モバイルアプリの最適化、快適なユーザー体験、堅牢なセキュリティを実現する各種ソリューションを提供しており、日本国内では約650社が当社サービスを利用しています。

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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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