世界最高水準の耐摩耗性を有する自動車用電線を開発


● 自動車用ハーネスのチューブレス化に貢献する、耐摩耗性に優れた耐熱低圧電線を開発しました
● ハーネスの軽量化・省スペース化・省資源化に加え、チューブ取付工程の削減にもつながります
● EV化が進む中、当社独自の技術により自動車部品軽量化の課題解決に取り組んでいきます

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区丸の内2丁目2番3号、代表取締役社長:小林敬一)は自動車用耐熱電線の新製品として「ビーメックスプラス-A25 AESSXHM」を開発しました。本製品は125℃定格相当の自動車用耐熱電線であり、JASO規格(※)を満足し、さらにJASO規格値の8倍以上の耐摩耗性能により自動車用ハーネスのチューブレス化に貢献します。チューブレス化により、ハーネスの軽量化・省スペース化・省資源化のみならず、チューブ取付工程の削減が期待されます。

■背景
 自動車産業の100年に1度の大変革期の中、自動車のEV化、自動運転化が進んでいます。その中で部品の軽量化・省スペース化、省資源化の要求が日々高まっています。この課題の解決策の一つとして、自動車ハーネスにおけるチューブ削減が考えられます。自動車ハーネスに使用される電線は自動車1台当たりに数千本と言われており、自動車の電子化に伴い、その電線数量は増加しています。また、自動車ハーネスは金属や樹脂部品などとの接触により、電線の損傷の危険があり、電線束にチューブを被せることで電線の保護を行っています。

■内容
 長年培ってきた材料技術と古河電気工業独自の新型化学架橋技術により、従来と比較し、非常に高い耐摩耗性を有しながら、JASO規格に適合する自動車用耐熱電線を開発しました。本開発品はJASO規格値の8倍以上の耐摩耗性を示し、より厳しい条件でも優れた性能を示します。
本開発品は自動車用ハーネスのチューブレス化に貢献します。チューブの削減により、ハーネスの軽量化・省スペース化・省資源化に加え、チューブ取付工程の削減が期待されます。





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■用語解説



※JASO規格
社団法人自動車技術会の規格会議組織(Japanese Automobile Standards Organization)にて制定する自動車用部品の規格です。

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。


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古河電工グループのSDGsへの取り組み
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